中国の躍進に“不満”の米国、「中国の貿易世界一はデータを偽造」―米メディア

Record China    2014年1月14日(火) 14時34分

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14日、環球時報は、中国の2013年輸出入総額が初めて4兆ドルを突破し、米国を抜き世界一になる見通しだが、米メディアは複雑な反応を見せていると伝えた。写真は人民元と米ドル。

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2014年1月14日、環球時報は、中国の2013年輸出入総額が初めて4兆ドル(約400兆円)を突破し、米国を抜き世界一になる見通しだと伝えた。英紙フィナンシャル・タイムズは「中国が世界最強の大国に躍り出たことを示している」と述べているが、米メディアは複雑な反応を見せている。

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中国政府発表の最新統計によると、13年の中国の輸出入総額は4兆1600億ドル(約433兆円)に達した。前年比7.6%増。中国税関総署報道官、総合統計課課長の鄭躍声(ジョン・ユエション)氏は、中国が米国を抜き、初めて世界一の貨物貿易国になったと発表した。これに対し米誌フォーブス(電子版)は12日、「中国は本当に世界一の貿易大国か?」と題した記事を掲載し、誇張していると指摘した。さらに、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカも、中国の一部部門が書類を偽造しているとし、データの正確性を疑問視している。

一方、中国清華大学の何茂春(ホー・マオチュン)教授は、「輸出入データにおいて、中国は偽造する必要がない。中国人はこの世界一に対して興味がないが、元世界一がここまで騒いでいることに歓喜しても良いのかもしれない」と語っている。このほか、「米国で中国の発表を疑問視する声が上がっているのは、長きに渡り世界一を守ってきた大国としての地位が脅かされている危機感に由来する」と話す専門家もいる。(翻訳・編集/内山

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