【CRI時評】中国経済はなぜ回復を加速させているのか

CRI online    2020年6月29日(月) 11時0分

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文化・観光部は27日、先ごろ終わった端午節(旧暦5月5日)にともなう三連休期間に、全国の国内観光客受け入れ数が前年同期比50.9%の延べ4880万9000人にまで回復したと発表した。観光収入は122億8000万元で、同31.2%にまで回復した。同現象は中国経済が回復を加速してい...

文化・観光部は27日、先ごろ終わった端午節(旧暦5月5日)にともなう三連休期間に、全国の国内観光客受け入れ数が前年同期比50.9%の延べ4880万9000人にまで回復したと発表した。観光収入は122億8000万元で、同31.2%にまで回復した。同現象は中国経済が回復を加速していることの一つの反映だ。下押し圧力は今もかなり大きいが、中国経済の情勢はまさに、徐々によい方向に進んでいる。国内の大循環をメーンに、国内経済と国際経済の循環が相互に促進しあう、新たな発展のパターンが形成されつつある。

 今年になってから、新型コロナウイルス感染症は、中国の消費市場にかなり大きな打撃を与えた。しかし、感染症対策が大きな戦略的成果を上げていったことに伴い、消費市場の回復傾向は日増しに明確になっていった。国際通貨基金(IMF)の予測によると、中国は2020年において成長を維持できる唯一の主要経済体だ。このような状況にあって、中国とのビジネスにより本腰を入れることは、世界各国の企業にとって必然的な選択だ。先ごろ閉幕した第127回中国輸出入商品交易会(広州交易会)には、217の国と地域の輸入業者が登録を行い商談を進めた。輸入業者が分布する国と地域は過去最多で、多元化とグローバル化が維持された。

 もちろん、中国経済については構造面や体制、経済周期の問題が相互に絡み合い、困難と試練がもたらされている。さらに、感染症が全世界の産業チェーンやサプライチェーンにもたらした打撃により、中国経済はかなり大きな圧力に直面することになった。しかしそうであっても、中国経済はその十分な潜在力や粘り強さ、対応の余地の大きさや具体的政策など多くの有利な要因により、一時的な困難を必ずや克服し、長期にわたりよい方向に進む発展傾向を確固たるものにしていく。中国経済は波風を乗り越えて長期にわたり着実に前進していくことで、世界経済に発展のエネルギーを注ぎつぎ込み続ける。(CRI論説員)

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