タイの街でサルによる被害が多発、500匹に不妊手術へ―中国メディア

Record China    2020年7月3日(金) 19時20分

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26日、中華網は、タイ政府がロッブリー県で500匹のサルに不妊手術を行うと伝えた。写真はロッブリー県。

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2020年6月26日、中国メディアの中華網によると、新型コロナウイルスの影響で観光客が激減したタイで、飢えたサルの群れが街をうろつき、けんかをしたり食べ物を盗んだりと「暴徒化」していることを受け、タイ政府が約500匹のサルに不妊手術を行うことにした。

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記事によると、タイ南部にある「サルの街」と呼ばれるロッブリー県では、約2万人の人口に対し3000匹以上のサルがおり、観光の目玉になっている。

英紙デイリー・スターの報道によると、ここ数年、サルたちによる住居への侵入や、電線へのいたずらなどが発生。多くのサルが同県の歴史的な遺跡の近くで生活しており、寺院や石窟がサルの遊び場と化しているという。

記事によると、タイ政府は先週すでに数百匹のサルを捕獲して不妊手術を行った。訓練された担当者がサルの捕獲を行っているが、サルも賢くわなを見抜くため、わなによる捕獲に失敗した場合は鎮静剤を使用して捕獲するそうだ。

記事は、「ロッブリー県のサルの数が制御されないなら、わずか2万人ちょっとの小さな街では、住民の数よりサルの数の方が多くなる日が来るかもしれない」と指摘した。(翻訳・編集/山中)

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