韓国・済州島のぼったくり、コロナの影響でさらに深刻に?=韓国ネットも驚き

Record China    2020年6月23日(火) 9時20分

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22日、韓国・毎日経済は、韓国南部のリゾート・済州島のホテルの宿泊費について「ぼったくりが度を超えている」と伝えた。写真は新羅ホテル。

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2020年6月22日、韓国・毎日経済は、韓国南部のリゾート・済州島のホテルの宿泊費について「ぼったくりが度を超えている」と伝えた。

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記事によると、夏の休暇シーズンを控えた韓国では新型コロナの影響で国内旅行の需要が高く、中でも「コロナ清浄地帯」とされる済州島のホテルの宿泊予約が急増している。

しかしネット上などでは、その宿泊費に対する苦情が出ているという。済州島内の新羅ホテルの場合、デラックスルームの宿泊費は通常1泊40万ウォン(約3万5000円)台だが、8月1~10日の間は74万ウォン(約6万5000円)になる。プールやサウナ付きの商品だと90万ウォン(約7万9000円)台になるという。済州島のある旅行会社社長は「昨年と比較すると20~30%高い価格帯になっている」とし「バリやモルディブのようなリゾート地のプールヴィラホテルの宿泊費に匹敵する水準だ」と話したという。

ヴィラの宿泊費はさらに深刻で、新婚旅行のカップルに人気が高いパシフィックヴィラの7月末~8月初めの宿泊費は1泊217万ウォン(約19万円)台。最高級のザ・キャッスルは1泊600万ウォン(約53万円)を超えるという。

記事は「世界的なホテルの価格と比較しても信じられない価格帯」とし、「世界の都市の中で最もホテルの宿泊費が高いとされるニューヨークやホノルルでも1泊の宿泊費は平均30万ウォン(約2万6000円)台だ」と説明している。

また、「済州島はかねてより、観光競争力を下げる要因としてぼったくり料金が指摘されてきた」とし、「問題は、こうしたぼったくり料金を防止する制度がないこと」と指摘している。韓国観光公社関係者は「国内に向く旅行需要がぼったくりという副作用につながってしまうのは深刻な問題」とし、「コロナ終息後に旅行客が中国や日本に流れてしまう原因になる」と懸念を示しているという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「ひど過ぎる」「ここまでとは思わなかった」と驚く声が上がっている。

また、「完全にぼったくり天国。済州島旅行ボイコット運動を始めよう」「コロナ感染が拡大し始めたころは『人が来ない』と泣いていたのに。済州島の人たちはそのときの大変さをもう忘れたの?」「旅行客が東南アジアなどの国に流れてしまっても文句を言えないな」など批判的な声も続出している。

一方で「他の観光地も同じだよ。高いのが嫌なら行かなければいいだけ」「需要が高まれば価格が上がるのは当然のこと。みんなが行かなければ価格は下がるよ」「お金がある人が行き、ない人は我慢。済州島を批判するのは間違っている」など理解を示す声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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