日本がインドと軍事協力を強化、対中国包囲網を構築―インド紙

Record China    2014年1月9日(木) 19時30分

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8日、日本とインドの間で防衛協力に関して合意が得られたことについて、両国メディアが「中国への警戒を踏まえて防衛面での連携を強化しようとしている」と報じている。写真はインド海軍。

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2014年1月8日、環球時報によると、日本の小野寺五典防衛相が6日、インドのアントニー国防相とニューデリーで会談し、防衛協力に関して合意に達したが、両国のメディアとも「日本とインドは中国への警戒を踏まえて防衛面での連携を強化しようとしている」と報じている。

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日本とインドは海上自衛隊とインド海軍の定期的な共同訓練や対テロ交流、人道的支援などの面で一致。安倍晋三首相は26日に行われるインドの閲兵式に主賓として出席することになっており、「中国の脅威」という共通する問題が双方の協力関係を促進する触媒になっていると両国メディアが伝えている。

インド誌ザ・ウィークはウェブサイトで「インドと日本は軍事的関係の強化によって『反中長城』を構築しようとしている」と報じ、ザ・タイムズ・オブ・インディアは「インドと日本は中国の日増しに強硬化する行為、特に南シナ海情勢や人民解放軍の急速な近代化に不安を感じている」と報じた。

日本の共同通信は、安倍首相のインド訪問を前に自衛隊とインド軍の協力拡大や陸海空における安全保障交流が促進されたとし、小野寺防衛相が会談で中国が東シナ海に防空識別圏を設定した問題に触れると、インドのアントニー国防相が国際社会もこの件に関心を寄せていると応じたとを報じている。

また読売新聞は、合意はインド洋に進出しようとしている中国を念頭に置いたものだとし、日本とインドの総合的な防衛協力関係を加速させると指摘。インド国防省の関係者は「中国の脅威はすでに現実となっており、インドと日本は安全保障において共通の目標を持っている」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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