「映画より珍奇」ランラン・ショウ氏の人生、資産2700億円でチャリティー貢献も―香港

Record China    2014年1月9日(木) 11時0分

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8日、香港映画の黄金時代を築いた映画会社ショウ・ブラザーズの創設者ランラン・ショウ(邵逸夫)氏が7日、106歳で死去。200億香港ドルとも言われる遺産は基金会が管理し、慈善活動に貢献するという。

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2014年1月8日、香港映画の黄金時代を築いた映画会社ショウ・ブラザーズ(邵氏兄弟香港有限公司)の創設者ランラン・ショウ(邵逸夫)氏が7日、106歳で死去。200億香港ドル(約2700億円)とも言われる遺産は基金会が管理し、慈善活動に貢献するという。網易娯楽網が伝えた。

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「香港映画の父」と呼ばれたランラン・ショウ氏は、兄弟たちとショウ・ブラザーズを創設し、一代で「東洋のハリウッド」と呼ばれる映画王国を作り上げた人物。映画人生は大学生だった1920年代から始まり、第二次大戦前にはシンガポールやマレーシアなど東南アジアを拠点に、100軒を超える映画館を持つまでに発展。戦乱や社会情勢に翻弄されながらも巨大企業を作り上げたショウ氏の人生は、まさに映画よりもドラマチックなものだった。

ショウ氏は映画だけでなく、1960年代にはテレビ界に参入し、香港最大手のテレビ局・無線電視(TVB)を設立。個人資産だけで200億香港ドル(約2700億円)を超えると言われる。最初の妻との間に2男2女を持つが、息子らはいずれも後継者の道を選ばず、ここには後妻となったモナ・ファン(方逸華)さんとの確執があると言われている。

晩年のショウ氏は遺族内での遺産争いを避けるため、資産を信託基金として管理。さらにチャリティーに用いるため、慈善信托基金会も立ち上げ、資産の全てを振り分けている。基金の管理・運用の責任者は妻のファンさんであり、今後の資産の行方も彼女が一手に握っているという。(翻訳・編集/Mathilda

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