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節水を呼びかけるポスターに見入る南昌市民。南昌市では、昨年700万トンの節水に成功、説得力あるポスターの訴えが功を奏したようだ。
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2007年5月21日、南昌市新聞は、南昌市では昨年一年間で、700万トンの節水に成功した、と伝えた。これは、同市にある青山湖の貯水量をしのぐ水量だ。市政府は、節水に最も貢献した6つの会社、8つのグループの75人を表彰した。
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暑い季節の到来と共に、南昌市は水の消費のピーク期を迎える。しかし節水を励行する市民は、効果的な方法をいくつも編み出し、夏に備えている。教師を定年退職した熊(シオン)さんも、その一人だ。米のとぎ水で野菜を洗い、食器を洗った水でトイレを流し、洗濯やお風呂に使った水で床を拭き、お茶の残りさえ無駄にせず、花にやる。こうした日常の細かな節水活動で、熊さん一家の水消費量は普通の家庭の約半分なのだという。***
市の節水推進課は、市職員や有志のボランティアたちが各家庭や学校をまわり、節水のコツを伝授するなどの宣伝活動を行い、それによって市民一人一人の「節水は自分の家から始めよう」という意識はますます高まってきている、と語っている。(翻訳/編集・BA)