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7日、全米家電協会 (CEA)がこのほど発表した最新のデータによると、中国をはじめとするアジアの新興国が初めて米国に代わり、世界最大の家電製品市場になったという。写真は山東省の家電量販店。
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2014年1月7日、米国・ラスベガスで行われる家電製品の展示会「2014年コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」(CES)の開幕を迎え、全米家電協会 (CEA)がこのほど発表した最新のデータによると、中国をはじめとするアジアの新興国が初めて米国に代わり、世界最大の家電製品市場になったという。新華社が伝えた。
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同データによると、2013年の世界の家電製品産業の売上高は前年比3%増加して1兆680億ドル(約111兆8000億円)に達し、記録を更新した。このうち中国を含むアジアの新興国は12年の2460億ドル(約25兆8000億円)から2820億ドル(約29兆5000億円)に増加した。その一方で、かつては世界最大の家電製品市場だった北米地域の売上高は2500億ドル(約26兆2000億円)から2570億ドル(約26兆9000億円)と小幅の増加にとどまった。
14年の展望について、同協会のアナリストディレクターのSteve Koenig氏は5日、記者会見で次のように述べた。中国をはじめとする新興国では家電製品に対する需要が増え続けているが、スマートフォン(多機能携帯電話)の販売価格が急速に低下していることから、今年の世界の家電製品産業の売上高は前年比1%減少して、1兆550億ドル(約110兆5000億円)にとどまることが予想される。
Koenig氏が明らかにしたデータによると、10年にはスマホの平均販売価格は444ドル(約4万7000円)だったが、昨年は345ドル(約3万6000円)に低下し、今年は297ドル(約3万1000円)まで下がる見込みという。
またKoenig氏は、北米市場はすでに飽和状態で、かつてのリーダーはもうじきシェア2位に後退すると断言する。
CESは世界の家電製品メーカーが新製品や新技術を発表・展示する大規模なプラットフォームの一つで、国際家電製品分野の「バロメーター」とされる。今年は今月7日から10日にかけて開催されている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)
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