WHO事務局長「新型コロナの奇跡的な解決法は永遠に現れないかもしれない」―仏メディア

Record China    2020年8月4日(火) 11時50分

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3日、仏RFIの中国語版サイトによると、世界保健機関のテドロス事務局長が「新型コロナウイルスの奇跡的な解決法は永遠に現れないかもしれない」との見方を示した。写真は北京のPCR検査。

2020年8月3日、仏RFIの中国語版サイトによると、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が「新型コロナウイルスの奇跡的な解決法は永遠に現れないかもしれない」との見方を示した。

テドロス事務局長は3日のオンライン記者会見で「今のところ(新型コロナの)万能薬はない。この先も永遠にないかもしれない」と語った。そして「現在、ワクチンの臨床試験が行われていることは希望を与えるものとなっているが、これは最終的に効果的なワクチンが出現することを意味するものではない。長期的に効果のあるワクチンは特にそうだ。しかし、特に防衛措置と良好な習慣、人々の共通の努力によって新型コロナウイルスをコントロールすることは可能だ」と述べた。

記事によると、7月31日に行われたWHOの緊急委員会では「各国の指導者と国民が緊密に協力すれば、新型コロナウイルスはコントロールが可能」「検査、隔離、患者の治療、接触者の割り出し、隔離観察を強化する必要がある。同時に、人々の新型コロナに対する理解を深めさせることを継続し、ソーシャルディスタンスやマスクの着用、個人の衛生など、防疫ルールを順守させることで、新型コロナの感染の鎖を断ち切ることができる」との見方が示された。

テドロス事務局長は、「WHOがすべての人、すべての国に向けて発信するメッセージは『上述の通りに行い、新型コロナをコントロールできるまでそれを継続してほしい』ということだ」と語った。(翻訳・編集/山中)

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