中国政府、欧米からの中国入国者に「二重陰性」証明要求―独メディア

Record China    2020年11月4日(水) 9時20分

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独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国政府が新型コロナウイルスの感染が再拡大している欧州や米国などからの入国条件を厳しくする措置を取ったと報じた。写真は北京でのPCR検査。

独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、中国政府が新型コロナウイルスの感染が再拡大している欧州や米国などからの入国条件を厳しくする措置を取ったと報じた。

記事は、ドイツ、米国、フランス、英国、イタリアなどにある中国大使館が続々と緊急通知を出し、現地から飛行機に乗って中国に入国する人に対し、搭乗48時間以内に現地機関でPCR検査と抗体検査を受けていずれも陰性であることを証明し、現地の大使館や領事館から健康確認アプリのQRコードと健康状況声明書を取得するよう求めたと伝えた。

また、通知によると、第三国を中継して中国に入国する人に対しては、出発国および中継国の両方でPCR検査、抗体検査の陰性証明を受ける必要があるとしている。

そして、ドイツにある中国大使館では10月30日に、11月6日よりこれらの新たな措置を実施するとの通知が出たと紹介。さらに、同大使館では多くの中継空港で検査条件が整っていないことを考慮し、原則として第三国を中継して中国に入国する場合の健康状況声明書申請を受理しないとし、ドイツから中国に赴く際は直行便を利用するよう呼び掛けていると伝えた。

同大使館はさらに、ドイツ国内の検査機関が結果報告を出すのに時間がかかり、乗り換えが間に合わなくなる可能性があることから、ドイツ以外の国に滞在している人がドイツを経由して中国に入国することも避けるよう求めている。

記事は、中国政府による措置を知った現地在住の中国人からは、しばらくの間中国に戻ることをあきらめる声が多く、一部の市民からは不満も出ていることを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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