88.5%が「スマホ使う時間が最近増えた」 中国

人民網日本語版    2020年6月15日(月) 22時40分

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現在、スマホが手離せなくなっているという人も多いだろう。新型コロナウイルスが流行して以来、スマホを使っている時間が以前に増して長くなったという人もいれば、健全に、制限しながら使っているという人もいる。

現在、スマホが手離せなくなっているという人も多いだろう。新型コロナウイルスが流行して以来、スマホを使っている時間が以前に増して長くなったという人もいれば、健全に、制限しながら使っているという人もいる。中国青年報社社会調査センターがこのほど、問巻網(wenjuan.com)と共同で、2005人を対象に実施した調査では、1日にどれくらいスマホを使っているかについて、回答者の34.2%が「5時間以上」と答え、88.5%が「最近、使う時間が増えた」と答えた。89.9%は、「スマホ使用を自制し、良い習慣を身につける意識を高める必要がある」と感じていた。中国青年報が報じた。

回答者のうち、64.1%が近視だった。回答者の76.4%がサラリーマン、18.5%が大学生、4.0%が中高生だった。

スマホの使用は主にショート動画観賞や仕事の連絡に

北京で働く80後(1980年代生まれ)の張嘉敏さん(仮名)は、「1日のスマホの使用時間を5時間に制限する設定にしているものの、延長しなければならないときも多いため、7時間に変えた。最近スマホを使う時間が長くなっている主な理由は、仕事関連の連絡をオンラインで行うから。新型コロナウイルスが流行してからずっと、テレワークをしていて、オンラインで会議をしたり、業務連絡をしたりしている。また、しょっちゅう電話がかかってくるので、スマホが熱くなってしまうくらいだ」と話す。

河北省の大学に通う林さん(仮名)はやや深刻な近視。春節(旧正月、今年は1月25日)から、ずっと家で「巣ごもり」していて、オンライン授業以外は、ほとんどスマホやパソコンをいじって過ごしたという。そんな林さんは、「オンライン授業の時間を加えると、電子機器を使っている時間は1日当たり10時間くらいになる。夜寝る前も、スマホをずっといじっている」と話す。

調査では、1日にどれくらいスマホを使っているかについて、「1時間以内」という回答はわずか1.9%にとどまった。「1‐3時間」は15.8%、「3‐5時間」は41.1%、「5時間以上」は34.2%だった。

回答者の88.5%が「最近、使う時間が増えた」と率直に答えた。交流分析によると、すでに近視になっている回答者の割合は90.4%と、近視になっていない回答者の85.0%を大きく上回った。また、大学生のその割合が90.0%と最も高く、以下サラリーマンの88.8%と続いた。

調査では、最近、スマホで主に何をしているかについて、67.9%が「ショート動画を見ている」、62.3%が「仕事の連絡」と答えた。その他は、微博(ウェイボー)や微信(WeChat)などのSNSを利用(53.3%)、ニュースや情報を見る(45.9%)、映画・ドラマを見る(45.8%)、ゲームをする(38.2%)、オンライン授業を受ける(31.1%)などだった。

81.9%が「スマホ使う時間を意識的に抑制」

スマホを使う時間が長くなっている理由について、回答者の65.0%が「外出が減って、スマホにばかり注意が向いている」、60.9%が「オンライン娯楽が増えた」、60.3%が「オンライン業務、連絡が増えた」と答えた。その他は、時間つぶし(45.1%)、オンライン授業を絶対に受けなければならないから(41.8%)などだった。

林さんは既に、登校を再開しており、数カ月間の「巣ごもり」を振り返って、「スマホをいじる以外何もしていない。本当に時間を無駄に使い、だらしなすぎたと思う」と、全く達成感が得られなかったとした。

調査によると、回答者の81.9%がスマホを使う時間を意識的に抑制している。その意識が最も高いのは、サラリーマンで82.8%、大学生が80.3%で続いた。近視になっていない回答者のその割合は84.4%で、近視になっている回答者の80.5%を明らかに上回った。(編集KN)

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