昨年11月に他界した台湾の俳優ゴッドフリー・ガオ（高以翔）の遺作となったドラマ「怪你過分美麗」が、視聴者のレビューで8．3ポイントを獲得する高評価を得ている。

中国でリメークされた「101回目のプロポーズ」などで知られるゴッドフリー・ガオは昨年11月、中国でバラエティー番組の収録中に倒れ、35歳の若さで急逝。あまりにも突然すぎる死が世間に衝撃を与えた。

俳優として最後の作品となったのは、昨年8月にクランクアップした中国ドラマ「怪你過分美麗」。ファンからは1日も早いオンエアを望む声が上がっていたこの作品が、今月8日から動画配信サービス・愛奇芸（iQiyi）で配信をスタートした。現在、全36話のうち3分の1がすでに配信されているが、映画とドラマの情報サイト・豆瓣（douban）では、ユーザーの評価が8．3ポイントと非常に高く、最新ドラマの中ではトップとなっている。

「怪你過分美麗」はゴッドフリー・ガオの遺作であり、中国で社会現象化した時代劇ドラマ「瓔珞＜エイラク＞～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～」で、慈愛に満ちた皇后役を好演した女優チン・ラン（秦嵐）が主演していることから、もともと話題性の高い作品だった。しかし、チン・ラン演じる芸能界の敏腕マネジャーの悩みや葛藤を主線に、ゴッドフリー・ガオが演じる弁護士とのラブロマンスも丁寧に描かれており、視聴者からはクオリティーの高いドラマとして好評を得ている。

なお、チン・ランはドラマの配信開始前、中国版ツイッターで連日さまざまな関連写真や動画をアップして作品をPR。いずれもゴッドフリー・ガオを含むものだが、その投稿のすべてにゴッドフリー・ガオが演じた弁護士・莫北を思いやる言葉が必ず添えられており、チン・ランの思いやりに対してゴッドフリー・ガオのファンを中心に称賛の声が上がっている。（Mathilda）