年末年始の消費、日米韓の経済の温度差を反映―中国紙

Record China    2014年1月4日(土) 21時10分

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3日、年末年始は各国の消費拡大にとって絶好のチャンスであり、経済動向のバロメータとされやすい。写真は日本の正月。

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2014年1月3日、年末年始は各国の消費拡大にとって絶好のチャンスであり、経済動向のバロメータとされやすい。世界経済が緩慢な回復の流れをたどる中、各国の経済状況はそれぞれ異なっている。一部の国はすでに回復を始めており、一部の国はまだ泥沼の中でもがいている。新年を過ごす消費者の盛り上がりにも差があり、ショッピングの際にあれこれと考えてしまいがちだ。経済日報が伝えた。

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米国経済が回復、消費拡大を促す

個人消費は米国経済をけん引する中心的な力で、祝日は個人消費の最盛期である。2013年11月末の感謝祭(サンクスギビングデー)から始まる年末のショッピングシーズンは、通年の小売額の約5分の1を占める。2013年下半期より、消費者信頼感指数が徐々に上昇したが、個人所得の増加率が低下し、雇用改善と経済成長の勢いが弱かったため、例年と比べ個人消費が慎重になった。例年と大きく異なり、2013年はネット通販が台頭し、伝統的な小売業界に対する圧力を強めた。

クリスマス前の週末、米国のネット通販の売り上げは前年同期比37%増となった一方で、実店舗の売り上げは3.1%減に、顧客数は21%減になった。市場分析機関は2013年末までの全米の実店舗売り上げが6020億ドル(約63兆700億円)に、ネット通販売り上げが820億ドル(約8兆6000億円)に達すると予想した。全米小売業協会は、2013年の小売業の売り上げは3.9%増になるが、これはさらなる割引、さらに長い営業時間、商品引き渡し時期の延長によるものに過ぎないと予想した。ショッピングの他に、多くの米国人はクリスマス休暇を利用し、家族や友人と外食や旅行、イベントを楽しむ。クリスマスからニューイヤーまで学校は休みになるため、多くの保護者は有給を利用し、子供と共に旅行に出かけることが多い。北部山間部のスキー場、南部のフロリダ州やハワイの浜辺には、全米各地から観光客が押し寄せる。

米国の消費者保護システムは完備されているが、一部の観光スポットには「迷惑者」が存在する。例えば価格を明記しないレストランや他の地方(および外国)からの観光客に対する「消費のワナ」は回避が困難だ。交流面の問題により、米国を訪れたばかりの中国人消費者は詐欺の対象になりやすい。消費の前にはネットで店の評価をチェックしておくと良いだろう。

◆日本の消費、二極化の傾向も

年末年始、東京の街頭にはお祭りムードが立ち込める。各大型店舗は飾り付けを行い、商品の広告があちこちに飛び交う。しかし2013年の日本の年末消費には二極化の傾向が見られた。

アクセサリー店は商売繁盛で、1000万円以上の指輪が飛ぶように売れ、店側は海外から緊急調達を迫られたほどだ。その一方で、より多くの消費者が割引商品に飛びついている。多くの消費者はスーパーをぶらつき、夜7時以降に半額になった商品を買い求めていた。二極化の消費は所得の二極化によるものだ。2013年より、輸出を中心とする大企業の経営が大幅に好転し、年末のボーナスが急増した。一部の企業は年末に、半年分の給与に相当するボーナスを支給した。しかし日本企業の99.3%を占める中小企業は依然として経営困難に陥っている。多くの企業はボーナスを支給できず、休日出勤を命じる企業もあるほどだ。

日本の一部のエコノミストは、安倍内閣の経済政策は実質上「貧乏人から搾取し、富める者をより豊かにする政策」と指摘している。安倍首相は大企業の懸念を払拭するため、税負担軽減、円安誘導、大企業の海外市場開拓の支援といった策を講じた。これとは対照的に、安倍内閣は消費増税により、多くのサラリーマンに課税することを決定した。多くのサラリーマンは所得据え置き、生活用品の価格高騰の中、消費増税の圧力を受けなければならない。調査によると、消費税が5%から8%に増税されると、年間所得500万円の家庭の支出は8万4500円増となる。これらの家庭は衣食の面で節約を心がけるしかない。

◆消費に意欲的な韓国人

世界全体の経済状況から影響を受け、韓国経済の成長率は2013年に低下した。韓国人の消費心理は慎重になり、内需市場にある程度の影響を及ぼした。しかし下半期には韓国経済が安定的に回復し、冬の販促シーズンとクリスマスの到来により、韓国人の消費意欲に再び火がつけられた。

今回の冬の販促シーズンにおいて、韓国の代表的な百貨店の売り上げが高い増加率を示した。そのうちロッテ百貨店は10.7%で首位になり、現代百貨店は7.2%に、新世界百貨店も5%に達した。ロッテ百貨店が実施した冬のファッション特別商品展を例とすると、期間はわずか1日だったが、顧客数は9000人以上に、売り上げは13億ウォン(約1億3000万円)に達し、予想以上の盛況となった。

韓国では2013年に家庭でクリスマスパーティーを開く人が急増した。クリスマス文化が韓国で急速に広がり、クリスマスツリーや装飾品、食器や台所用品がクリスマスシーズンに人気となった。韓国ネット通販サイト「Auction」はクリスマスシーズンに備え、「真実のクリスマス」という大型セールを実施した。商品は700種を超え、最大で7割引きとなった。統計データによると、同サイトのクリスマスツリーと電飾の販売量は前年同期比4倍以上になり、特に60センチ以下のクリスマスツリーの販売量が18倍に達した。

韓国の流通業界は冬入り以降の消費心理の回復を目にし、「クリスマスを終わらせるな」というスローガンを叫び、年末年始に消費者を引きつけようとしている。大型ショッピングモールも例年のクリスマス後の販促ゼロの期間をなくし、有名ブランド商品のセールを続けている。専門家は、「この雰囲気と店側の力の入ったセールは韓国人消費者が我慢し続けてきたショッピングの意欲を開放した。この流れは今年1月下旬まで続くだろう」と指摘した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)

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