日本にかみつくのは弱国の証し、「見下されたくない」という卑屈な精神からきている―中国外交官

Record China    2014年1月4日(土) 12時42分

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3日、中国の外交官を歴任した呉建民氏はこのほど、外交問題において国内の穏健派を批判する勢力について、「強硬に自己主張するのは弱国の証し」だと指摘した。写真は12年9月の反日デモ。

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2014年1月3日、中国外交部の報道局長や駐フランス大使を務めた呉建民(ウー・ジエンミン)氏はこのほど南方都市報のインタビューに応じ、尖閣問題をめぐる中国の外交姿勢について自身の見解を明らかにした。

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呉建民氏は、「韜光養晦(自分を抑えて表現する)」外交政策に反対する勢力が国内にあることに触れ、「これは中国人が自分たちの国を弱国だと考えているからだ」と指摘。「他人から見下されたくない」という卑屈な精神から、「自己表現にこだわり、国内の問題には目をつぶり、外部の批判を正確に受け取ることができないのだ」と批判した。

さらに呉氏は、「中国はすでに世界舞台の中心に位置している。外界からの批判には正常心で接し、大国としての態度を示すべきだ」と主張。軍事力で国家利益を維持すべきだとの意見に対しては、「中国にとって最大の利益は発展することである。国家の発展は長期的かつ根本的利益によって決まるものであり、一時の状況を見誤り、ある種の感情に迎合するための政策を実施することは、近視眼的パフォーマンスにすぎない」と厳しく非難した。(翻訳・編集/本郷)

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