金さえあれば「1人っ子政策」は無視―湖南省漣源市

Record China    2007年5月20日(日) 22時45分

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2007年5月20日、「1人っ子政策」に違反して5人の子供を持った大富豪に130万元(1950万円)の罰金が課せられたという報道があった。

2007年5月20日、5人の子供を持った湖南省漣源市の炭鉱主に対し、「1人っ子政策」に違反したとして130万元(1950万円)という巨額の罰金が課せられたという報道があった。

湖南省漣源市にある炭鉱の持ち主、劉(リュウ)氏は地元でも有名な大富豪。1987年から4年間で妻が3人の女児を産んだ。3人目の子供を生んだ時点で、現地の計画生育委員会の指導で劉氏の妻は避妊手術を受けたのだが、どうしても男の子が欲しかった劉氏は妻を連れてもぐりの医者を訪ね再手術。その結果、1999年から2001年の間に2人の男の子ができた。***

これを重く見た漣源市計画生育局は劉氏に対し、130万元の社会扶養費を支払うよう命令を出した。計画生育局によるとこの金額は、「湖南省人口と計画成育条例」に従って算出されたもので、劉氏の1年間所得を100万元以上とし、その12倍が4人分の罰金にあたると説明している。

劉氏はこの金額が高すぎると訴えたが、却下された。2006年10月、当局が3度目の督促状を出そうとしていた矢先に、劉氏の所有する炭鉱で事故が発生。その直後から劉氏は行方をくらましたので、この巨額の罰金徴収は不可能になったという。(翻訳/編集本郷智子)

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