無惨に荒らされた慈善イベント、風車展が見せた公共心の欠如―上海市

Record China    2007年5月20日(日) 16時30分

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2007年5月19日、上海市世紀公園内で「美しい心の世界・慈善風車展」が開催された。公園は81863本もの風車で埋め尽くされた。しかし風車を踏み荒らしたり、持ち帰ったりする者が続出。昼頃には見る影もない、無惨な姿に成り果てた。

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2007年5月19日、上海市世紀公園内で「美しい心の世界・慈善風車展」が開催された。公園は81863本もの風車で埋め尽くされた。

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この風車は貧困家庭への援助を呼びかける募金によって集められたもの。主催者は今年2月に風車と1元(約15円)の募金を送って欲しいと呼びかけたところ、81863人からの応募があった。風車が公園を埋め尽くすさまはまさに壮観そのもの。多くの人々が募金に協力したと一目でわかり、助け合いの気持ちの大事さを表すかのようだった。***

しかしこの美しい姿も午前中まで。風車展は午後には見る影もない、無惨な姿に成り果てていた。美しい風車展を見るために訪れた市民らは、記念撮影をするために草地に侵入、風車を踏み荒らしたためだ。なかには勝手に風車を持って帰ったものすらいるという。

慈善風車展は人々の美しいボランティアの心だけではなく、勝手なマナー違反をするわがままな心をも映し出す結果となった。先日レコードチャイナは、福州市で老人らが公園の花を勝手に持ち帰るという事件を報道したばかり。連続して発生した公共マナーの欠如による事件は、五輪を控えた中国に猛省を強いるものとなりそうだ。(翻訳/編集・KT)

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