2013年12月24日、韓国紙・朝鮮日報によると、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、故・金正日（キム・ジョンイル）総書記の最大の功績は金正恩（キム・ジョンウン）第1書記を後継者に選んだことだとする社説を掲載した。26日付で中国網が伝えた。

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12月24日は金正日総書記が1991年に朝鮮人民軍の最高司令官に推戴された記念日に当たる。張成沢（チャン・ソンテク）氏の処刑以降、金正恩氏の偶像化が加速している。労働新聞は「偉大なる金正日同志の先軍（軍事優先）革命業績を万世にわたり輝かせていこう」とする社説で、「主体（チュチェ）革命偉業を最後まで完成させられる指導者の継承問題を完全に解決したことは、偉大なる金正日同志が生前に祖国と人民に残した業績の中で最も高貴な功績だ」と述べた。

同紙はさらに、金正恩氏への権力継承を「祖国を守るための完璧な手配であり、万年にわたる担保を確保した」と評価。金正恩氏を「天才的な軍事的叡智（えいち）と百戦百勝の知略、無敵の度胸と知識、非凡な戦闘指揮能力を持つ軍事の英才であり、白頭（指導者代々の血統を指す）の天が生んだ名将だ」とたたえ、「どんなに些細（ささい）な問題でも、党唯一の指導体制に反するのであれば、（金正恩氏は）決して妥協しない」と述べた。（翻訳・編集/本郷）