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対中依存を減らしたいオーストラリア、だがそううまくはいかない―豪紙

配信日時:2020年6月2日(火) 11時50分
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30日、環球時報は、シドニー・モーニング・ヘラルドの記事を引用し、オーストラリアの対中依存削減には、これといった良い方法はないとする記事を掲載した。写真はオーストラリア。

豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、オーストラリアは貿易の多元化を実現し対中依存を減少させたいと考えているものの、これといった良い方法はないと報じた。ニューデリーやジャカルタに派遣した貿易代表団は多くの契約を締結できておらず、中国に代わる貿易相手が見つからない状態だという。中国紙・環球時報が30日付で伝えた。

シドニー・モーニング・ヘラルドの記事は例としてワインを挙げ、「オーストラリアの約40%のワインが中国へ輸出されている」と指摘。「15年に締結した中豪自由貿易協定(FTA)でワインはゼロ関税となっているためで、これと比べるとフランスのワインは14%、米国のワインに至っては100%以上の関税が中国ではかかっている」と説明した。

その上で、「仮にあなたがオーストラリアのワインメーカーを営んでおり、中国のスーパーチェーンと生産量の半分を占める量の5年契約を結んだばかりだとしよう。人口約1億人の山東省の各地でワインを売ることができるのに、政府の多元化政策を理由にこの契約を取り消すだろうか?。済南や青島のような大都市で築いた人脈をあきらめて、酒が禁じられているインドやインドネシアでワインを売るのだろうか?。答えは明白だ」とした。

記事は「需要と供給が経済学の鉄則」とし、「オーストラリアのタカ派がどんな想像力を働かせても、需要は中国から来るのである」とした。また、「オーストラリア政府の報告もこうした『多元化』が現実的ではないことを示している」とし、「2017年の外交政策白書では、30年のオーストラリアの輸出増加状況について計算しているが、その結論は中国の需要は米国、日本、インド、インドネシアの合計を超えていた」と伝えた。

一方で、「オーストラリア政府はピーター・ヴァーギーズ外務・貿易省次官にインドの潜在力に関する分析を依頼したが、その結論は、35年までにオーストラリアはインドへ450億豪ドル(約3兆2300億円)の製品とサービスを輸出することになるというものだった」とも伝えた。

記事は、「これはオーストラリアにとってはグッドニュースだ」としつつも、「15年後の450億豪ドルという数字は正しく理解する必要がある」と指摘。「昨年の対中輸出額だけで1600億豪ドル(約11兆5000億円)に達している」と伝えた。(翻訳・編集/山中)

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