万歳を叫ぶ「臨月の慰安婦」?韓国で救出の瞬間映像が初公開

Record China    2020年5月29日(金) 17時20分

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29日、韓国で第2次世界大戦終盤に日本軍慰安婦が救出される瞬間の映像が公開され、注目を集めている。

2020年5月29日、韓国で第2次世界大戦終盤に日本軍慰安婦が救出される瞬間の映像が公開され、注目を集めている。

韓国・世界日報によると、公開されたのは1944年9月7日に米軍により撮影されたとみられる54秒ほどの映像。「臨月の慰安婦」として知られる故パク・ヨンシムさんの姿も映っているという。記事は映像の中のパクさんについて「お腹がふっくらとしており、乱れた髪に困惑した表情を浮かべている。そんなパクさんの腕を、戦いに勝利してうれしそうな中国軍兵士がつかみ、突き上げる。映像に音声はないが、口の動きからパクさんは『マンセ(万歳)』と叫んでいる」と説明している。

また、パクさんについては「17歳のときに日本軍に連行されて5年間苦痛を強いられた。戦争終盤に連合軍により救出され、戦後は故郷の平安南道に戻り、2006年に死去した」と説明している。

日本軍慰安婦に関する映像は貴重で、これまでは2017年にソウル大の研究チームが世界で初めて公開した救出以降の状況を収めた映像が唯一だった。

この映像について、アジア平和歴史研究所のハン・ヘイン研究員は「動く映像から恐怖が読み取れ、慰安婦被害者の苦痛をより身近に感じられる」と話したという。専門家らは「朝鮮人らが自発的に慰安婦になったという日本の学界の主張に反論するための重要な資料」と評価しているという。

韓国では最近、元慰安婦支援団体「正義記憶連帯」とその前代表に資金をめぐる不正疑惑が相次いで浮上し、波紋を広げている。この映像にもネットユーザーからは多くのコメントが寄せられており、「悲しい。地獄の中で生活するのはどんなにつらかっただろう」「当時の苦しみが写真よりもダイレクトに伝わってくる」などの声が見られた。

また「こんなに苦しんだ女性を、私利私欲を満たすために利用するなんて」と憤る声や、「慰安婦被害の歴史が歪曲(わいきょく)されてはならない。慰安婦像は100年後も大切にしなければならない」「韓国内でさまざまな問題が起きているけど、日本の過ちが消えることはない」と主張する声も。

その他「慰安婦は売春と主張する親日家がこの映像を見てどんなふうに反論するか気になる」との声や、「強制連行されたのは事実なのか?昔の日本が残忍なことをしたのは分かっているけど、事実はきちんと伝えるべき」との声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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