同性愛者応援の歌姫アーメイに重大な差別発言、「原住民族は不潔」に法的措置も―台湾

Record China    2013年12月25日(水) 18時10分

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24日、台湾の人気女性歌手アーメイへのインターネット上での差別発言について、マネジャーが法的措置も辞さない構えを見せている。写真はコンサート「愛是唯一」のアーメイ。

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2013年12月24日、台湾の人気女性歌手アーメイ(張恵妹)へのインターネット上での差別発言について、マネジャーが法的措置も辞さない構えを見せている。NOWnewsが伝えた。

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台湾の歌姫アーメイは今月22日、台北市内で同性愛者を応援するための野外コンサート「愛是唯一」を入場無料で開催。アーメイ自身が自腹を切って300万台湾ドル(約1040万円)の費用を出し、会場には約2万人の観客が殺到した。その感動的なコンサートの模様が、台湾で大きく報道されている。

しかし開催直後、アーメイのフェイスブック公式ページに差別発言が相次いだ。同性愛者を長年支援しているアーメイについて、「悪い霊が憑依(ひょうい)しているせいだ。早く除霊に行ったほうがいい」とのコメントも。さらにアーメイ自身がクリーライ・ アミトという名前を持つ台湾原住民族・ピュマ族の出身であることから、この出自に対する偏見的な発言も続出。「原住民族は衛生観念がない」「そのせいで悪い病気に感染している」などの差別コメントが見られた。

これらバッシングについてアーメイ自身は24日、「怒る必要もない」と淡々と語っている。アーメイのマネジャーは、「彼女の考えに賛同できないからといって、このように下品な方法で攻撃するのは許せない」とコメント。「彼女だけでなく、台湾原住民族に対する重大な差別発言にあたる。発言した人には絶対に責任を取ってもらう」として、法的措置も辞さない構えを見せている。(翻訳・編集/Mathilda

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