白岩松委員が民法典立法の意義を語る

CRI online    2020年5月27日(水) 16時50分

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民法典は14億人の暮らしのありとあらゆるシーンに関わる「百科全書的」法律として知られています。新中国で民法典草案が初めて作成されたのは1954年のことでした。現在第13期全人代第3回会議で審議している最中の民法典草案は過去5年間、10回にわたる意見公募で合計42万5000人から...

民法典は14億人の暮らしのありとあらゆるシーンに関わる「百科全書的」法律として知られています。新中国で民法典草案が初めて作成されたのは1954年のことでした。現在第13期全人代第3回会議で審議している最中の民法典草案は過去5年間、10回にわたる意見公募で合計42万5000人から102万件の意見が届きました。

 民法典の立法の意義について、全国政治協商会議の委員で、CCTV(中央テレビ局)の報道番組「ニュース1+1」のキャスターを務める白岩松さんは、「7編1260条もある民法典を初めて手にとった時、ずっしりとした重さがしっかり伝わってきた」と述べました。

 白委員はまた、「民法典は個人の権利を守る法律である。中国人は物心両面で様々なニーズが高まっている。モノを例にあげれば、中国ではミドルクラスがすでに4億人を超えており、形のある富と形が見えない無形の富も含め、一人ひとりの中国人が保有する富の量が増えている。これに伴い、守られてほしいニーズがあり、また安全感のある暮らしに人々があこがれている」と指摘しました。

 その上で「精神面においては、過去に意識さえしなかった人格権や肖像、氏名、プライベートと個人情報の保護などの権利が最近、幅広く議論されるようになっている。こうした視点から考えれば、社会のニーズがここまで来ているため、そうした気運の中で民法典も自ずと作成された面もある。私から見れば、民法典の立法は里程標的意義がある。一人ひとりの中国人により多くの安心感、幸福感をもたらし、また、未来に対し安定した見通しが立てられるようにすることができる法律である」と解釈していました。(提供/CRI

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