新型コロナ危機は米国民主の失敗=米ベストセラー作家

CRI online    2020年5月27日(水) 12時40分

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米ベストセラー作家、デイビッド・リット(David Litt)氏はこのほど文章を発表し、新型コロナウイルス感染による肺炎の拡大でもたらされた米国の公衆衛生上の危機は米国民主の失敗だとし、米国はますます少ない人によって支配、享有されるようになり、多くの国民はこれにより被害を受ける...

 米ベストセラー作家、デイビッド・リット(David Litt)氏はこのほど文章を発表し、新型コロナウイルス感染による肺炎の拡大でもたらされた米国の公衆衛生上の危機は米国民主の失敗だとし、米国はますます少ない人によって支配、享有されるようになり、多くの国民はこれにより被害を受けることになるという考えを示しました。

 リット氏はオバマ前大統領のスピーチライターを務めたことがあります。同氏は米誌「タイム」に寄稿し、「相次ぐ世論調査が示されたように、大多数の米国人は、指導者に専門家の意見を聞き入れよう望んでいるものの、こうしたことは起きてはいない。米国がソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を広める際のテンポが遅すぎたことにより、約9割の感染者の死亡につながったと疫学の専門家が研究でつきとめた」と述べています。

 リット氏はさらに「人命にかかわるものの、米国の指導者は国民の合理的な期待を無視している。これまでの40年間に米国は完全に変えられた。指導者のほとんどすべての決定は民衆の利益より少なく応えている」と述べています。

 リット氏はまた「米国政府は新型コロナウイルス感染症の危機から公共福祉をしっかり守ることができていない。これは悲劇である。しかし、不思議なことではなかった。米国の選挙の準備から選挙資金の拠出の在り方まで、選挙区の選定からロビイストの政策決定の参加にいたるまで、公衆の利益が軽視されている。これまでの半世紀のどの時期よりも、米国人はより少ない人により支配、享有されていおり、多くの国民がそのため、被害を受けることになるだろう」と指摘しました。(提供/CRI

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