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「取り箸」を条例化も消費者には浸透せず―中国メディア

配信日時:2020年6月12日(金) 10時50分
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9日、工人日報は、中国甘粛省で「取り分け用の箸とスプーン使用」の条例が6月1日より正式に施行されたと報じた。写真は取り箸・スプーン推奨のポスター。

2020年6月9日、中国紙・工人日報は、中国甘粛省で「取り分け用の箸とスプーン使用」の条例が6月1日より正式に施行されたと報じた。

記事によると、甘粛省の中でも、蘭州市の規定は非常に細かいところまで定められている。例えば、取りやすさと混用を防ぐため、取り箸を一般のものより3~4センチ長くすることや、「取り箸」と明確に表示するかマークを印字すること、取り分け用の箸およびスプーンと食事用のものを形状や材料、色で区別できるようにすること、取り分け用の箸およびスプーンを赤色か白色にし、他の用途の箸と明確に区別することなどが含まれるという。

同条例の普及と施行において、蘭州市は「飲食店経営者と消費者の双方が対等に同条例を遵守する責任と義務を持つ」とし、消費者にも進んで協力する自覚を持つように促している。

しかし、記事によると、多くのレストランやホテルで取り分け用の箸やスプーンの普及が進まず、定着に向けて苦戦を強いられているというのが現状だ。飲食店経営者や従業員、客は異口同音に、食事が始まると次第に誰もが取り箸と自分の箸を区別する意識が薄れ、混ぜて使ったり、取り箸がどこに行ったか分からなくなったりすると話しているという。特に店側は、客が取り箸と自分の箸を混ぜて使い出したことに気付いても、客の機嫌を損ねることを恐れるあまり、言い出しづらいという。

記事によると、中国では古くから、みんなでいくつもの料理を注文して、それぞれ自分の箸で好きなものを好きなだけ直箸で取って食べる習慣があるため、あまりよく知らない人たちと食事する時はともかく、家族や親族、友人たちと食事する際には、誰も取り箸を使おうとしないという。(翻訳・編集/島野)

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