1700年前の仏頭、日本から大明寺へ返還―江蘇省揚州市

Record China    2007年5月29日(火) 17時5分

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2007年5月18日、約1700年前の仏頭が江蘇省揚州市の大明寺へ返還された。返還されたのは中国国宝の西晋王朝時代の白玉仏頭。日本の仏教学者・池田和夫氏が1973年に購入し所蔵していたが、今回、大明寺へ無償寄贈されることとなった。

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2007年5月18日、約1700年前の仏頭が江蘇省揚州市の大明寺へ返還された。

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18日午前7時、大明寺で仏頭の寄贈式典が行われた。返還されたのは西晋王朝時代(265〜316年)の白玉仏頭で、中国では国宝とされている。西晋王朝・永康帝時代(300〜301年)のものと見られている。***

この仏頭は日本の仏教学者・池田和夫氏が1973年に購入し、所蔵していたもの。今回、池田氏が大明寺へ無償寄贈することを決め、数百年ぶりに同寺に返還されることとなった。専門家によると、現在の芸術品市場の相場では3億5000万〜4億元(約52億5000万〜60億円)の価値があるという。

仏頭は大明寺の栖霊塔2階に祭られた。栖霊塔2階には鑑真が1250年ほど前に渡日した際に携えていた釈迦牟尼の仏舎利3粒も祭られている。(翻訳/編集・藤野)

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