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ネットで人気の「タニシ麺」輸出が絶好調 勢いは続くか

配信日時:2020年5月23日(土) 11時0分
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新型コロナウイルス感染症の流行中には、タニシ麺をはじめとするインスタント食品が中国内外のグルメ達の人気を集めている。

新型コロナウイルス感染症の流行中には、タニシ麺をはじめとするインスタント食品が中国内外のグルメ達の人気を集めている。広西壮(チワン)族自治区柳州市特産のタニシ麺は、辛くてあっさり、すっぱくてフレッシュと好評で、SNSの人気検索ワードランキングにもたびたび登場。メーカーは在庫が底をつき、供給不足の状況が今も続いている。今年1-4月、柳州税関が輸出の監督管理を行ったタニシ麺は10ロットに上り、輸出額は31万1千ドル(約3341万円)で、前年同期比141.68%増加した。中国新聞社が伝えた。

タニシ麺は柳州独自の特色ある軽食で、スープにタニシのエキスが含まれていることからこの名前がついた。ここ数年は中国だけでなく海外でもファンを獲得し、「ネットで人気の軽食」になった。2019年に個包装の袋入りタニシ麺の売上高は60億元(約905億円)を突破し、遠く米国、カナダなどの国・地域にも販路を広げた。

柳州市得華食品有限公司市場部の顔晶晶マネージャーは、「感染症の影響で、タニシ麺の海外販売が絶好調だ。当社は今年3-4月に、タニシ麺6ロット、計20万食分近くを米国、カナダ、シンガポールなどの国に輸出し、5月は4ロット、計23万食分を輸出する」と述べた。

海外で売り上げが激増したのは得華公司だけではない。広西螺覇王食品有限公司、広西全滙食品有限公司などのメーカーも、今年は海外からの注文が引きも切らない。螺覇王公司の陳梓豪対外貿易主管は、「4月はタニシ麺2ロットを輸出しており、5月は4ロットを輸出する。現在、海外からの注文は7月生産分までいっぱいだ」と説明した。

それでは感染症が終息した後も、タニシ麺の輸出は今の勢いが続くだろうか。

顔さんは、「感染症の流行中には、国内市場は供給不足になり、感染状況が好転しても、注文は引き続き急増しており、ECプラットフォームでは今なお40日後に商品を受け取る予約販売モデルを続けている。海外からの注文は7月生産分までいっぱいで、生産能力に限界があるため、海外注文の多くは断らざるを得ない状況だ。この時期に当社の製品が海外で足場を築いて定着すれば、感染症の終息後も売り上げが落ちることはない」と楽観的な見通しを示した。

陳さんも同じような見方を示し、「米国、シンガポール、カナダだけでなく、当社はニュージーランド、オーストラリアなどにもこれから輸出する。英国、オランダ、フランスなど欧州諸国からも引き合いがあり、感染症の流行中に売り上げが増加して、タニシ麺の海外での知名度と市場シェアが上昇した。感染症後も今の増加傾向を維持すると確信する」と述べた。

陳さんの説明によれば、海外の食品基準とグルメ達の食習慣に合うようにするため、螺覇王公司は研究開発を重ね、パッケージを中国語・英語併記にする、海外向けの味の配合を考案するなどのイノベーションを行ったという。

得華公司、螺覇王公司などのタニシ麺メーカーは、生産能力の限界という問題を解決するため、既存の製造ラインを調整したり従業員の募集に力を入れたりするほか、新たな工場の建設を急ピッチで進めている。柳州市の関連当局もタニシ麺の海外市場進出を支援するため努力している。同市は、企業が輸出時に必要とする各種の国際品質標準システム認証、国際展示会、越境EC、海外での広告などの知識を学ぶ対外貿易業務の研修をたびたび行っている。

柳州税関の劉建副関長は、「税関は柳州のタニシ麺輸出企業の『4in1』登録管理モデルの構築を通じて、内部のプロセスを最適化し、今後は複数の登録を1つの窓口で一括して受理するようにし、登録の電子化を実現する。また『オンライン+オフライン』の検査方式を通じて、企業に対する検査の回数を大幅に減らす」と述べた。

このほか、柳州税関はタニシ麺の原材料となる米の登録栽培農園の共有管理モデルの構築も検討しており、メーカーが登録農園の原料米を共有することで、原料米不足というメーカーのボトルネックを解消し、タニシ麺の輸出を促進するとの構想を描く。(編集KS)

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