見たことある?中国の博物館に展示されている貴重な国宝の数々

人民網日本語版    2020年5月20日(水) 17時30分

拡大

5月18日は、国際博物館の日。文化財を歴史文明と人類の知恵の証しとするなら、博物館はさしずめ歴史の記憶を保存する遺伝子の宝庫と言うことができる。あなたが一番好きなのはどの博物館だろうか?

(1 / 10 枚)

5月18日は、国際博物館の日。文化財を歴史文明と人類の知恵の証しとするなら、博物館はさしずめ歴史の記憶を保存する遺伝子の宝庫と言うことができる。あなたが一番好きなのはどの博物館だろうか?そしてこれまでにどんな貴重な宝をそこで目にしただろうか?中国新聞網が報じた。

その他の写真

「四羊方尊」は現存する商の時代の青銅の方尊としては最も大きな方尊。そのデザインは堂々としておりユニークで、四隅にデザインされた角のある羊4頭はその肩と腹、足がつながっており、荘厳さの中に躍動感もあり、非常に独創的なデザインとなっている。

翰林待詔で、画家としても著名だった張擇端の作品である「清明上河図巻」は、絹本に、主に水墨で、清明の時節の、北宋の都である汴京(今の河南開封)東角子門内外や汴河両岸における賑やかで発展した様子を描いており、12世紀の北宋全盛期の人々の暮らしぶりを知ることができる。この作品には、様々な活動をする500人以上の人物が描かれており、整然としていながらも、面白みを感じさせてくれる。

唐の時代の酒器。現在までに発見されている唐の時代の玉の彫刻としては、唯一玉石本来の色を利用した作品であると同時に、この時代の彫刻作品における逸品ともいえる文化財。非常に珍しい茶色を帯びた赤色に白色の縞模様がある瑪瑙であるサードニックスで作られている。

越の国の青銅器。この剣の表面はターコイズで、裏面は青水晶で象嵌されている。2千年以上経過したにも関わらず美しい輝きと鋭利さを今も保ち続けている。

疾走している馬が頭を上げていななき、強健な体つきと長く伸びた足に、今にも飛び立ちそうな勢いで、馬の足の一本は羽ばたく燕の背を踏みつけている。銅奔馬は非常に巧妙なデザインで、その精錬された技術と卓越した銅の製法は東洋と西洋の文化交流の象徴とされ、1983年には「中国観光のシンボル」に指名された。

金獣の重さは9100グラムで、金の純度は99%。現時点で中国で出土した文化財の中で最も大きくて重い金器だ。では、これは何の動物なのだろうか?トラという人もいれば、ライオン、ヒョウという人もいる。金獣は、青銅鋳造工芸と金器の製法を駆使して製作されており、非常に珍しい製法となっている。

漢の時代の青銅に金メッキされた照明器具。膝をついて照明器具を持つ若い宮女のデザインで、全体に金メッキが施されている。照明トレイの明かり窓は回転させることができ、明かり窓を回転させることで明るさや照明の方向を調整することができる。宮女の体の内部は空洞になっているため、煙や灰が右肩から体内に流れていき、室内の空気が汚れることはない。

古代の笛で、空洞になっている鶴の羽の骨を使って作られている。7つの穴があり「七音音階」に近い音を出すことができ、中国で発見されている最古の吹奏楽器となっている。中国の音楽と楽器の発展史を研究するうえで、貴重な実物資料を提供している。

素紗襌衣は、前漢時代において紡績技術が最盛期を迎えた時期に作られた作品で、その重さはわずか49グラム。世界で最も軽く、染められておらず裏地のない着物で、花の模様が入った織物としては最古となっている。(編集KN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携