日本に住んで、日中の物価の違いを実際に比較してみた―中国ネットユーザー

Record China    2013年12月19日(木) 23時5分

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19日、中国メディアは日本暮らし3年目を迎えた中国人が書いた「日中の違いを実際に比較してみた」記事を掲載した。写真は東京。

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2013年12月19日、新華国際は日本暮らし3年目を迎えた中国人が書いた「日中の違いを実際に比較してみた」記事を掲載した。

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日本で暮らし始めて3年になる。日本のことをだいぶ理解できるようになった。日本と中国の生活レベルを比較した記事をこれまでたくさん見てきたが、実際とは異なるように思う。衣食住から遊び、物価まで実情を客観的に書いてみたい。どうか冷静な気持ちで読んで欲しい。

日本ではマイカーはごく当たり前だ。日本人の平均月収は35〜40万円ほど。銀行や一流企業、IT関連企業、商社、公務員、自営業者の収入はもっと高い。一流企業の正社員の月収は40万円かそれ以上だ。年2回のボーナスもある。

標準的なマイカーの値段は200万円以下で、中国と同じかやや低めだ。つまり4カ月分の収入で購入できる計算だ。

デジカメやビデオカメラも中国より安い。3万円あれば、中国なら3000元(約5万1000円)クラスのものが買える。

日本人の多くがいわゆる「一戸建て」に住んでいる。価格は3000〜5000万円。一般世帯の6〜9年分の年収に相当する。ちょうど北京や上海と同水準だ。

住宅ローンも比較的容易に利用できる。4000万円の一戸建ての購入なら、頭金100万円で、毎月10〜15万円を30〜50年で払いきるというイメージだ。

交通網はとても発達していて便利だ。日本に来たことがある人なら北京や上海の何倍も便利だと言っても、信じてもらえるだろう。収入全体に占める交通の割合は中国より少ない。会社から交通費が支給されるから、大都市では電車通勤が一般的だ。社長だろうと一社員だろうとね。日本の社用車は中国とは違いレンタルやリースが多いようだ。

日本の物価は世界で最も高い部類に入るけど、中国国内で言われているほど高過ぎるということはない。Tシャツを買おうと思ったら、カジュアルショップなら、外国製なら1着500〜1000円、日本製でも1500〜2000円あれば十分。月収の0.1〜0.7%でしかない。冬物のコートも1万〜2万円。これでも月収の3〜6%さ。

「食」といえば、みんな「日本は高い」と言うよね。確かに価格だけを見ればそうなんだけど、月収に占める割合で見れば、中国の大都市と比べてもそんなに高くはない。

日本からオーストラリへ旅行するなら、6日間で約10万円。月収の25〜33%だね。でも中国からなら8000元(約13万6000円)以上する。

スキーは、中国は1時間単位で料金がかかる。1時間20元(約340円)、高いところだと50元(約850円)だから、1日8時間滑ると160〜400元(約2700〜6800円)かかる。月収の5〜10%だ。日本は1日遊んで7000〜1万円。月収の2.5〜3.3%。

日本、特に東京は物価が世界一高いと言われるけど、それは比較論で、中国や米国より高いに過ぎない。こうした比較論だけでは正しく理解しているとは言えない。日本の物価について語るなら、収入についても考察することが必要だ。(翻訳・編集/NY)

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