ソウルで男が慰安婦像を損壊=ネットでは「撤去すべき」の声も

Record China    2020年5月20日(水) 15時40分

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20日、韓国・聯合ニュースによると、ソウル銅雀区黒石洞にある慰安婦像を象徴する「平和の少女像」に石で傷を付けた20代の男が警察に逮捕された。写真は韓国のパトカー。

2020年5月20日、韓国・聯合ニュースによると、ソウル銅雀区黒石洞にある慰安婦像を象徴する「平和の少女像」に石で傷を付けた20代の男が警察に逮捕された。

記事によると、男は同日午前6時40分ごろ、像の顔の部分など2カ所に石で傷を付けたうえ、止めに入った市民を暴行した疑いが持たれている。男はその場に居合わせた市民らによって取り押さえられた。現在は警察の取り調べを受けているという。

韓国では最近、元慰安婦支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」の不正疑惑が連日報じられている。きっかけとなったのは元慰安婦女性が7日に記者会見を行い、「寄付金が被害者のために使われていない」と批判したこと。18日には市民団体が正義連元代表の尹美香(ユン・ミヒャン)氏を背任の疑いで検察に告発。尹氏が代表だった2013年に「元慰安婦の憩いの場」としてソウル近郊の施設を相場より2~3倍高い値段で購入したことなどを問題視している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「一体何が不満なんだ?。いい大人なんだから口で言えばいいのに」「少女像に罪はない。慰安問題はわれわれが忘れてはならない過去だ」「正義連への怒りをなぜ少女像にぶつける?」など男への批判的な声が寄せられている。

一方で「少女像を撤去して。各地で支援金を募り、反日感情をあおるために銅像をつくったとしか思えない」「全国各地に慰安婦像があるけど、もう一度よく考えてみるべきだ。慰安婦を金稼ぎの道具、政治的目的で利用する集団がある」「大切にすべきなのは造形物ではなく元慰安婦のおばあさんたち。造形物なんて作らず、彼女たちが生きている間に精一杯支えてあげればいい」「少女像もある業者が高額で作っているらしい。これも掘ったら不正が出てくるのでは?」などの声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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