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武漢ウイルス研究所の研究員が警告、新型コロナは「氷山の一角」―中国メディア

配信日時:2020年5月27日(水) 18時20分
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26日、中国メディアの環球網は武漢ウイルス研究所の研究員へのインタビューを掲載し、新型コロナは「氷山の一角」だと報じた。写真は新型コロナで休業した中国の映画館。

2020年5月26日、中国メディアの環球網は国営テレビ局の中国国際電視台(CGTN)公式微博が発表した武漢ウイルス研究所の石正麗(シー・ジョンリー)研究員への独占インタビューを掲載した。コウモリとウイルスの研究を長年続けている石氏は「コウモリ女」と呼ばれ、新型コロナウイルス感染拡大時に「陰謀論」の話題で注目を集めた。

■1月12日、WHOに新型コロナウイルスの全ゲノム配列を提出

石氏は「2019年12月30日にサンプルを受け取ってから短期間で新型のコロナウイルスによる感染を確認した。20年1月12月、世界保健機関(WHO)にウイルスの全ゲノム配列を提出した。この病原体は既存のウイルスと異なるため、新型コロナウイルスと名付けられた」とした。そして、「同日のうちにその他の配列を(インフルエンザウイルス遺伝子データベースの)GISAIDにアップロードし、全世界の政府や科学者が病原体の鑑定と、ワクチンと薬のスクリーニングに使えるようにした」と話した。

■15年にわたる研究でSARSの発生源を明らかに

石氏は「04年からコウモリ由来のコロナウイルス研究に従事し、15年にわたる積み重ねにより、今回の感染病について最短時間で原因不明の肺炎の病原体を明らかにすることができた」とした。重症急性呼吸器症候群(SARS)の発生源の解明と分子生物学実験を通して、核酸検査や抗体検査、ウイルス分離技術といった研究経験と技術を得ることができたという。

■これまでに分離したコロナウイルスが武漢の原因不明の肺炎の病原体であると動物実験により証明

石氏は、動物への病原体の感染実験を2月6日と9日にそれぞれ遺伝子組み替えマウスとアカゲザルに対し行ったといい、「二つの実験は、私たちが分離したコロナウイルスが武漢の原因不明の肺炎の病原体であることを証明した」と話した。

■現在見つかっているウイルスは氷山の一角にすぎない

石氏は「現在見つかっているウイルスは氷山の一角にすぎない。事前に自然界の野生動物が持つ未知のウイルスを理解し、早期に警告を発しなければならない。これらのウイルスは自然界に存在し、その存在を認めるかどうかで動かせるものではない。研究しなければ、次の感染症が発生する」と警鐘を鳴らした。(翻訳・編集/多部)

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