串焼き屋台で幼稚園を守れ!コロナ禍に見つけた活路

CRI online    2020年5月19日(火) 18時45分

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新型コロナウイルスの影響により、中国では全国の幼稚園の多くが再開未定のままです。幼稚園の経営者は、今まさに困難に直面しています。そんな中、経営難を乗り切る活路を探る幼稚園が注目されています。 その一つが山東省済南市にあります。この幼稚園では、職員の5月分の給与を確保するため、幼...

新型コロナウイルスの影響により、中国では全国の幼稚園の多くが再開未定のままです。幼稚園の経営者は、今まさに困難に直面しています。そんな中、経営難を乗り切る活路を探る幼稚園が注目されています。

 その一つが山東省済南市にあります。この幼稚園では、職員の5月分の給与を確保するため、幼稚園を一時的に串焼き屋台にすることを決定しました。客足に恵まれ、給与の確保もできたため、幼稚園は存続できる見込みとなっています。この大胆な対策について同園の園長は「幼稚園の先生たちを不安にさせたくないという思いで決断した」と述べました。

 一方で、雲南省麗江市では、ある民間経営の幼稚園がバオズ(中華饅頭)の販売を通じて経営を維持しています。この幼稚園には約20年の歴史があり、職員70名を抱えるため、運営費は月に30万元必要としています。

 これら幼稚園の取り組みについて、専門家は「幼稚園には元々、十分なスペースがあり、飲食を提供する許可もある。また、職員も健康証明書を取得しており、机や椅子などの設備も揃っている。これらの条件を生かして活路を見出すことが、収入増加に繋がっている」と評価しています。

 新型コロナウイルスの影響を受ける各地の幼稚園では園長と職員が力を振り絞って、園児たちが戻る場所を守っています。その発想とたくましさに、ネット上では「今は誰もが困難に直面している。幼稚園の先生たちもがんばって!」、「いつだって、困難以上に多くの解決策があるものだ」といった感想やエールが寄せられています。(提供/CRI

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