2020年5月18日、中国中央テレビによると、韓国では大学生たちが学校側に学費の返還を求めている。

記事によると、新型コロナウイルスの影響で、韓国では多くの大学で新学期の開始が遅れており、すでに今学期の半分が過ぎようとしているが、いまだに通常の授業再開のめどが立っていないため、大学生たちが続々と学校側に学費の返還を求めている。近ごろ、韓国大学総学生会連合が203校の大学に在籍する2万人以上の学生に対して調査を行ったところ、99．2％の学生が学校側は今年前学期の学費を返還するべきだとの見方を示したという。

このニュースに対して中国版ツイッター・微博（ウェイボー）では、「本当に学費の返還を考えないのかな？うちの大学は学費が年間約2万元（約30万円）だけど、今受講しているオンライン授業のビデオは別の大学の授業だよ。（学費を）いくらか返還してもいいじゃない？」「学生寮代の返還はもう求めないけど、任意で大学での授業を受けさせてほしい。遠方に住んでいる学生たちは通学に高い交通費がかかるが、今回のコロナの影響で収入が減るか、または失った家庭にとっては喜べない話だ」「学費の返還は求めないけど、せめて学生寮代は返してほしい」「電気や水道、図書館など、学校の設備やリソースを使用していない状況なのだから、せめて学費の一部くらいは返還しても良いのでは？」「学生寮代は返還すべきだと思う。確かに大学の授業では、（担任ではない）別の教師の授業ビデオを見ることも少なくないが、その一方で真面目に授業を準備してライブ配信している誠実で責任感の強い教師もいるわけだから、学費はそのような教師たちの給料に充てるべきだ」といったコメントが寄せられている。

このほか、学生寮代や学費の返還を支持する声が多いとはいえ、全額を求めるべきではないという意見も目立った。（翻訳・編集/高橋）