ネットユーザーの7割が「選択恐怖症」=なりやすいタイプは?―中国メディア

Record China    2013年12月18日(水) 22時4分

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17日、米国のある調査によると、人は毎日70回以上選択を行わなければならないという。しかし今、いろいろなことを考えすぎて決定を下せない「選択恐怖症」に陥っている人が多い。

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2013年12月17日、シャンプーは「しっとりタイプ」にするか「さらさらタイプ」にするか、朝ご飯は、「パン」にするか「ご飯」にするか、大学卒業後は大学院生の試験を受けるか、就職するか、子供を産むか出世の道を歩むか…。米国のある調査によると、人は毎日70回以上選択を行わなければならないという。しかし今、いろいろなことを考えすぎて決定を下せない「選択恐怖症」に陥っている人が多い。武漢晩報が伝えた。

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▼買い物で悩む時は友人に写真を送って選択

湖北省武漢市に住む周(ジョウ)さんの趣味はショッピング。しかし、「気に入ったもの物が2つある時、どちらも買うともったいないし、1つだけにして後で後悔するのもいや。また、せっかく気に入る物を見つけても、色の選択に悩むことが多い」といい、「悩んだ時は、写真を撮り、携帯で友人に送って、選ぶのを手伝ってもらう。買った後で、誰かにケチをつけられたら、悲しいから」と話す。

▼選び過ぎて結局売れ残り

何かを買うといったちょっとしたことのほか、彼氏を選ぶ際も、友人に助けを求める人もいる。同じく武漢市市内で働く王(ワン)さんは、「自分は完璧主義。これまでに、何度も出会いがあったにもかかわらず、なんとなく受け入れられない部分が相手にありいずれも『パス』した。そして今は『剰女(売れ残りの女性)』になってしまった。今は、自分の目が信じられず、お見合いにはいつも友人を連れて行っている。でも、人によって見方も違う」と語っている。

▼ネットショッピングで迷ったら両方買っていらないほうを返品

ネットショッピングの「達人」である武漢市市内の曾(ズン)さんは、「気に入った服が2着あって、どちらかを選ばなければならない時、とても困る。片方をクリックすると、もう一つのほうが気になるし、それをクリックすると、やっぱり元のほうが気になる」とし、「最終的には、どっちも買って、鏡の前で試着し、家族に見てもらい、それからいらないほうを返品するという、最も単純で賢い方法を取っている」と話す。

▼41人中「迷わない」はわずか3人

「どうしても決められない」ということがあるだろうか?記者がチャットソフト「QQ」や「微博(ウェイボー・ミニブログ)」を使って41人を対象に調査したところ、28人が「選択恐怖症」で、選択に困ることがしょっちゅうあると答えた。また、10人も「その傾向がある」とし、選択に困ることが時々あると答え、「選択に困ったことはほとんどない」と答えたのはわずか3人だった。

あるネットユーザーは、「注文をしなくてもいいレストランがなぜ流行っているか分かった。武漢市には武侠風のレストランがあり、入店するとすぐに料理が運ばれてくる。注文に悩まずにすみ、シンプル」としている。「選択恐怖症」と答えた回答者のほとんどが女性だった。

▼選択恐怖症になりやすい人

武漢市の心理専門家・張暁(ジャン・シャオ)氏は、「同じ問題であっても、ある人は簡単に決定が下せるのに対し、別の人はなかなか決定できない。選択に困る人は往往にして、苦痛や心理的ストレスを抱えている」とし、選択恐怖症になりやすい人として、以下の4タイプを挙げた。

1、完璧主義者。何事にも完璧を求め、決定に多くの意義を加える。そのため、気軽に選択できなくなる。

2、独立の意志に欠けていたり、責任を負うのをためらったりする人。過保護の親に育てられた子供は独立心が薄く、大人になっても自分で決定するのをためらうようになる。また、表面的なことにしか注意を向けない親に育てられた子供は、責任を負うのを怖がるようになる。

3、選択肢が多すぎる人。選択肢が多すぎると、選択を難しくする。

4、自信がなく、他の人にどのように見られるかを気にし、他の人の見方で支えてもらう必要がある人。

では、どのように「選択恐怖症」を克服すればいいのだろう。張氏は、まず、上記のタイプの人を否定するのではなく、認めてあげることを挙げる。そうしなければ、問題がさらに深刻化する可能性もある。次に、心理学上の「自問自答」療法を勧めている。例えば、「どうして出世をあきらめるのか?なぜなら、子供を生むから」という具合だ。どうしても決められないという場合は、自分の感覚に任せればいい。そして、「家庭の教育と関係がある。自分の子供が成長した後、選択に悩まないことを望むのであれば、早くから子供が自分で決定を下すよう導く必要がある」とアドバイスしている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)



   

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