チャン・イーモウ監督の一人っ子政策違反、「3つの理由」当局の珍答に批判高まる―中国

Record China    2013年12月17日(火) 22時50分

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16日、一人っ子政策違反を認めた中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督について、発表から2週間を経ても何ら進展が見られないことで、一般社会から当局への批判が高まっている。写真はチャン・イーモウ監督。

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2013年12月16日、一人っ子政策違反を認めた中国映画界の巨匠チャン・イーモウ(張芸謀)監督について、発表から2週間を経ても何ら進展が見られないことで、一般社会から当局への批判が高まっている。東方網が伝えた。

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北京五輪の開・閉会式プロデュースでも知られるチャン・イーモウ監督に今年5月、一人っ子政策違反疑惑が浮上した。公表している娘1人のほかに、「少なくとも6人の子どもがいる」というもの。約半年にわたって中国メディアでは繰り返し報道していたが、今月1日、監督の個人事務所が声明文を発表。現夫人との間に2男1女がいることを正式に認めた。

今年5月に報道が浮上後、夫人の本籍地・江蘇省無錫市の計画生育局では調査をスタート。しかしその後、半年間にわたって何ら進展が見られず、「有名人はおとがめなしか?」と世間の不満は膨れ上がる一方だった。今月1日の声明文の発表後、同局では監督に対して聞き取りを含めた調査を実施し、結果を公表するとしていた。しかし2週間を経ても何の音沙汰もなく、一般社会からの批判はどんどん高まっている。

同局では調査がなかなか進まない理由として、「当事者夫婦の行動が遅い」「事情が非常に複雑」「計画生育局の権限に限りがあるため」と、3つの理由を発表。しかし、これに対し一般社会から聞かれるのは、「当事者が違反を認め声明文まで発表しているのに、何が“複雑”で“行動が遅い”んだ?」「一般人の違反はすぐ摘発するくせに、有名人だけ時間がかかるのは理解不能」「自分たちの怠慢ぶりを責任転嫁するな」という不満と嘲笑の声ばかりだ。大手ポータルサイト・捜狐(SOHU)では、「3つの理由」を伝える記事を掲載したとたん、3000人以上のネットユーザーにシェアされ、500以上のコメントが殺到した。

問題の焦点となっているチャン監督については、目立った動きが見られないまま。このほど、子どもたちがそれぞれ1人ずつ“お世話係”に付き添われ、下校する姿がキャッチされている。夫人と子供たちが暮らす高級住宅エリアの外壁には黒幕がかけられるなど、異常な様子を見せている。(翻訳・編集/Mathilda

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