日中間に「愛国」と「友好」は共存できないのか?―日本華字メディア

Record China    2013年12月17日(火) 5時40分

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16日、日本メディアが先ごろ日本の5人の有名人を「売国奴」と報じた問題で、日本新華僑報は「日中は『友好は売国』との矛盾を持ち続けるべきではない」と呼びかけた。資料写真。

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2013年12月16日、日本メディアが先ごろ日本の5人の有名人を「売国奴」と報じた問題で、日本新華僑報は「日中は『友好は売国』との矛盾を持ち続けるべきではない」と呼びかけた。以下はその概要。

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先ごろ、日本メディアが俳優の矢野浩二鳩山由紀夫元首相、映画監督の宮崎駿氏、歴史家の井上清氏、タレントの蒼井そらを「売国奴」と扱った。

われわれは日中関係の現状の中に、1つの矛盾を見ることができる。それは「友好を呼びかけると売国奴とみなされる」ということであり、相手の国を厳しく非難することこそが愛国とされることだ。日中間には愛国と友好は共存できないのか?

この問題の根本的な原因は、両国の政治関係の悪化にあることは想像に難くない。2つの国が対立関係にあるときに「友好」を呼びかければ、「売国奴」との批判を容易に浴びるのは疑いようがない。しかし、歴史を見れば、日本による侵略戦争の際も、両国の民間交流は途絶えなかった。

良識ある日本人は反戦の第一線で奔走し、その一部は中国の延安や南京、重慶にまで訪れ、反戦思想と平和を呼びかけた。これらの人物は全員、日本から「売国奴」との責めを受けた。その中には、原清子さんや長谷川テルさんといった名前がある。

原さんは1912年に東京で生まれた。日中戦争が始まる前夜に中国人と結婚し、中国大陸に渡った。その後、陝西省延安市に移り、新華放送局のアナウンサーとして、中国に侵入した日本軍に日本語で反戦を訴えた。

長谷川さんも「売国奴」と罵られながら、武漢や重慶の放送局でマイクを通じて、日本語で反戦を呼びかけた。長谷川さんは自身が執筆した「愛と憎しみ」の中で、「私は日本を愛している。なぜなら私の祖国であり、そこでは父と母、兄弟姉妹、友人が暮らしているから。私は中国を愛している。なぜならそこは私の新しい故郷だから。私の周りにはたくさんの善良で勤勉な人たちがいる」と述べている。

現在の日中関係には歴史認識や領土問題など、多くの面で第2次世界大戦が残した問題が影響している。日中の対立が根本的な解決を見ない限り、「友好は売国」の根は取り払われない。しかし、日中関係が困難な時に関係の悪化を阻止しようと奮闘した人こそが日中友好における「井戸を掘った人」だということは、歴史が必ず証明するだろう。(翻訳・編集/北田

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