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豪州、中国に対する新型コロナ発生源調査をあきらめず―中国メディア

配信日時:2020年5月14日(木) 16時40分
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13日、中国メディアの観察者網は、「オーストラリアは新型コロナウイルス発生源の調査をあきらめてはいない」と伝えた。写真はオーストラリアの首都キャンベラ。

2020年5月13日、中国メディアの観察者網は、「オーストラリアは中国との間の大麦と牛肉の貿易問題について中国との緊急協議を希望する一方で、新型コロナウイルス発生源の調査をあきらめてはいない」と伝えた。

記事は、「中国が12日にオーストラリアの4つの企業からの食肉輸入を同日から停止すると発表した後、オーストラリアのバーミンガム貿易相が中国商務部の鍾山(ジョン・シャン)部長と電話協議することを求めているがまだ実現していない」と紹介。「バーミンガム貿易相の協議を求める声は、非常に切迫している」とした。

報道によると、バーミンガム貿易相は豪メディアのインタビューに「われわれは対話を望んでいる」としたものの、「かなりの程度、中国政府が主導権を握っている」とも語ったという。

記事は、「大麦と牛肉はオーストラリアの主要な輸出農産品で、オーストラリア最大の貿易パートナーとして中国の決定は、オーストラリアの農産品市場に影響を与える」と指摘。豪州全国農業者連盟のフィオナ・シムソン会長は、中国市場はオーストラリアの農産品輸出の3分の1を占め、牛肉はこのうち18%を占めているため、「中国との貿易が中断することを心配している」と述べた。

こうした状況について記事は、「一部の政治家やメディアが、大麦に関税を課すことや牛肉製品の輸入停止について、オーストラリアが新型コロナウイルスの発生源を調査するよう求めていることと関連付け、オーストラリアに対する中国の威嚇、報復だと主張している。しかし、この点についてバーミンガム貿易相は関連性を否定している」と記事は紹介。同貿易相が、「牛肉は衛生認証問題と関係があり、大麦の関税は反ダンピングと関係がある」との見方を示したことや、中国外交部も「新型コロナの発生源に関する調査要求とは無関係」としていることに言及した。

一方で、ロイター通信によると、バーミンガム貿易相は中国との協議を求めているが、オーストラリアは引き続き新型コロナウイルスの発生源の国際的調査を支持することを明らかにしている。バーミンガム貿易相は、「オーストラリアは当然、自らの立場を堅持し、われわれの価値観に合った政策的な立場をとる。われわれは政策の変更においては経済的な圧力を受けない」と語った。そして、「オーストラリアは(ウイルス発生源の)調査を求める唯一の声ではない」とも述べており、5月に行われる世界保健機関(WHO)の年次総会で、欧州による関連の決議を支持することを明らかにした。

オーストラリアがウイルス発生源の調査を求めていることについて、駐豪中国大使館の成競業(チェン・ジンイエ)大使は、「明らかに政治的な動機によるもので、米国の一部勢力に迎合し、自分たちの問題を中国に責任転嫁して人々の注意をそらさせようとしている」と主張している。(翻訳・編集/山中)

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