「中国はいつも名もなき良品を作ってきた」、米松下電器元会長が語る中国企業に足りないもの―香港紙

Record China    2013年12月16日(月) 13時13分
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14日、香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは、「アメリカ松下電器の元会長が教える、中国企業はいかにして競争の厳しい米国市場に参入するか」と題する文章を掲載した。写真は東京・銀座にあるハイアールの広告。

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2013年12月14日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、「アメリカ松下電器元会長が教える、中国企業はいかにして競争の厳しい米国市場に参入するか」と題する文章を掲載した。15日付で新華網が伝えた。

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荒々しく迫ってくる米国市場のライバル社や、たびたび敵対的な態度をとる政治屋に相対したとき、どのようにして米国の消費者に外国製品を販売するのかを知っている人物がいるとすれば、それは岩谷英昭氏をおいてほかにいない。そしてまさに今、そのような苦境に立っている中国企業は、彼の話に耳を傾けるべきである。

岩谷氏は3つの重要な提言をしている。それは「質の良い製品を提供する」「強いブランドを作る」「消費者を育成する」だ。岩谷氏は、家庭用品がみな「米国製」の時代に、松下電器という日本電機メーカーが米国へ参入するために多大な貢献をした。現在、米国市場を開拓する中国の電機会社でコンサルタントを行う彼は、中国ブランドが直面する課題は認知度と商品の差別化だと考えている。

松下電器の第一歩はブランド作りからだった。岩谷氏は「中国はずっと名もなき良品を作ってきたが、米国人はこれらに何の概念も持っていない。中国はブランドを強化しなければならない。これはイメージと宣伝に関連する」と話し、中国のハイアールや台湾のエイサー(Acer)が成功した理由について、前者は「人々がドイツブランドだと思ったため」とし、後者は「広告に金をかけることをいとわなかったため」とした。

岩谷氏は、中国企業は製品開発を推し進めるため、日本から技術やデザインを学ぶべきだと指摘する。「1960年代、米国人は『日本人が米国人の商売を奪っている』と言っていたが、現在はそう考える人はいない。米国人は“日本製”が好きなのだ。われわれの製品は米国人が作る物よりも良かった。質が良く、価格が適正な製品が最後には批判に打ち勝つ」と話している。(翻訳・編集/北田



   

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