日本が嫌いだったのに…敵意が敬意に変わった理由、中国人を差別しない日本の懐の深さ―中国メディア

配信日時:2013年12月14日(土) 11時24分
日本が嫌いだったのに…敵意が敬意に変わった理由、中国人を差別しない日本の懐の深さ―中国メディア
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6日、中国メディアは「日本を見る、排斥と敬意」と題した寄稿記事を掲載した。資料写真。
2013年12月6日、中国・新華社通信系列の新華デイリー・テレグラフ(毎日電訊)は、「日本を見る、排斥と敬意」と題した寄稿記事を掲載した。以下はその内容。

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侵略された歴史の影響かどうかは分からないが、日本に対して常に何とも言えない悪感情を抱いていた。相手が「日本人だ」と言えば、決まって心の底からその人を排除しようと思ったものだ。

ところが、昨日になって日本に留学したことのある女医とおしゃべりをしていて、突然、日本への敬意の念でいっぱいになった。それをお話しして、皆さんに知ってもらいたいと思う。

日本に留学したばかりの頃、彼女は日本語が全く話せず、語学学校で2カ月間学んだ後、日本で最も有名な大学を受験し、有名な教授の研究生になった。彼女は英語で受験したが、トップの成績で入学したそうだ。

彼女は日本の奨学金を受け取り、安い家賃の部屋を借りることができた。彼女とその夫は無収入とみなされるため、日本が低家賃の部屋を提供してくれたからだ。そのうち、彼女は博士課程在籍中に妊娠。すると日本政府は、母体の栄養補給のため、国籍にかかわらず妊婦全員に毎月粉ミルクを2袋支給してくれた。さらに、出産後は毎月ミルクを購入するための補助金をも支給してくれたという。

日本での出産は医療条件が最も良い病院で行った。日本では早産で生まれた赤ちゃんは親の収入の多少に関係なく、誰もが一流の看護を受けることができる。保育器に入るのに一銭も必要としない。出産育児一時金も受け取り、出産費用に充てることができた。特筆すべきは、日本が出生地原則国家ではないという点。日本で生まれた子供だからといって、誰もが日本人になるわけではない。だが、どの国の子供であろうと、日本で生まれた子供は日本人から歓迎される。子供は神様からの贈り物なのだ。

彼女が出産のために大学院を休んだのはわずか3カ月間。日本の法律では、生後3カ月以上から全日保育となる。保育士のいる正規の保育園の保育料は親の収入によって決まる。彼女の収入は奨学金だけだったので、無料に近い金額だった。つまり、収入の多い親は多額の保育費を支払い、収入の無い親は支払わなくてもいいシステムなのだ。保育園では子供たちへの対応は完全に同じだ。保育園の保育士も、その後に通った幼稚園の先生も、彼女は大絶賛している。季節ごとの贈り物をして先生にゴマをすらなくても、日本の先生たちは全身全霊で子供たちに接してくれるからだ。

彼女と彼女の子どもは5年間日本の世話になり、中国に帰国。その後、日本には戻っていない。日本から援助を受けて学んだ日本の科学技術を中国で役立てたいという。と、ここまで話した彼女は、感激で胸がいっぱいになった様子だった。

彼女だけではない。聞き終わった私も日本に対する畏敬の念が思わず沸き起こった。日本に対する印象が徹底的に変わってしまった。同時に自分の国をさらに愛せるようになるにはどうしたらいいのかを考えた。それは多分、母親が子供を愛するように、国が国民を分け隔てなく庇護し、助け、守ることではないだろうか。(翻訳・編集/本郷)
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