現時点の損害賠償要請は間違いだ=ロンドン大ブラウン教授

CRI online    2020年5月12日(火) 2時25分

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欧米の一部の国は新型コロナウイルス感染症の蔓延で中国に損害賠償を求める動きについて、英国のロンドン大学キングス・カレッジ中国研究センター長のケリー・ブラウン教授はCGTNの記者のインタビューに対して、「目下、苦境から抜け出す唯一の方法は、各国が共に努力し、経済成長を回復させるこ...

 欧米の一部の国は新型コロナウイルス感染症の蔓延で中国に損害賠償を求める動きについて、英国のロンドン大学キングス・カレッジ中国研究センター長のケリー・ブラウン教授はCGTNの記者のインタビューに対して、「目下、苦境から抜け出す唯一の方法は、各国が共に努力し、経済成長を回復させることにある。現時点で損害賠償を議論するのは間違いである」と示しました。

 ブラウン教授は「現在、最も賢明なやり方はみんなが目下の深刻な経済危機には共同での対応が必要だと認めることだ。危機を乗り越える唯一な方法は、より良い経済関係の確立にある。現在、補償や損害賠償などを議論するのは間違いで、みんなが共通の責任がある」と示しました。

 また、米政府の一部高官は「ウイルスの発生源は中国武漢にある」と決めつけた上、中国に対する非難をエスカレートさせていることの理由に関する質問に対して、ブラウン教授は「中国と他の国を含む世界中のすべての国と地域が、発生源や発生の原因を知る必要があり、これが咎めるべきことではない。しかし、発生源特定の問題を政治化させてはならない。だれかを非難するよりも、事実を見出し、目下と今後の感染経路の特定と予防・抑制をしっかり行うことにある。中国と他の国々の科学者らは現在、この目標に向かって力を合わせている最中だが、中米間に横たわっている問題は楽観視できない。これらの問題は、新型コロナウイルスが発生する前からあったものの、トランプ氏の米国大統領当選が問題の悪化をエスカレートさせている。米国の多くの政治屋、特に共和党関係者にとっては、今回は米中衝突を激化させる良いチャンスであるだろう。また、別の面から言うと、これは政治屋、とりわけ多党制の政治屋の一貫した手口でもある。言い換えれば、スケープゴートを見つけ出すことである。米国はこの11月に大統領選挙を迎える。こうした米国の政治の動きと国際関係が絡み合うことになると、問題がますます複雑化するだろうという見方を示しました。(提供/CRI

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