香港内は感染者ゼロ更新中!その取り組みとは?

フライメディア    2020年5月11日(月) 18時20分

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香港内における新型肺炎の新規感染者は、5月9日時点で連続20日ゼロとなった。海外からの帰国者の中では若干数の陽性が出ているが、本地内における新規感染は出ていない。

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香港内における新型肺炎の新規感染者は、5月9日時点で連続20日ゼロとなった。海外からの帰国者の中では若干数の陽性が出ているが、本地内における新規感染は出ていない。この結果を受け、香港政府による防疫措置の緩和も始まりつつある。

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例えば外食時に1卓4名までしか一緒に座ることができなかった規則が、1卓8名までは可能になった。また、暫くの閉館されていた映画館やバーなどの娯楽施設も、少しずつ条件付きでの営業を始めている。

街は多くの人で賑わいを見せるようになってきたが、それでもまだ気を緩めてはならいとの事で、でき得る限りの防疫措置は続けられている。

今日は香港の街で取り組みされている防疫措置の様子を写真でご案内したい。尖沙咀のハーバー沿いにあるアベニューオブスターズ。香港映画スターの手形と絶景で有名な観光スポットの一つ。観光客がいない今、休日は多くの地元の人びとが散歩を楽しむ場となっている。

このアベニューオブスターズを良く見ると、ベンチには写真のように赤いテープが貼られている。これは座席数を減らし、人との距離を保つための措置だ。このような措置は、香港の街のあらゆる場所で見ることができる。

Hysanプレイス(ショッピングモール)に張りだされている、人との間は1.5メートルはあけましょうとソーシャルディスタンスを促す案内。ちなみに同じHysanプレイスにはこのような案内も。公共の場所ではマスクをつけ、8名以上の集会は避けましょうという内容のものだ。

レストランやカフェ等では1卓4名までという規制があったが、8名まで同席する事ができるようになった。しかしながら、テーブルの間隔を1.5メートル開けるという規制は継続して行われており、入店時の体温チェックや抗菌ジェルの設置は義務づけられている。

テーブル間隔をあけるため、店舗内が狭い店は座席の間引きしたり、写真のように高い衝立で対応をしている。またレストランだけではなくスーパーや各店舗でも、入店時に体温チェック行ったり、手の殺菌を行っている店が多い。

スーパーでは入店可能な入り口が制限され、そこでは体温チェックを行っている。ある店舗では入口と出口の流れが決められていた。また人びとは外出時だけではなく、自宅にいても防疫のために多くのことを行っている。

尖沙咀のスターフェリー乗り場にできていた防疫指南が描かれた壁画。香港の人びとはSARS(重症急性呼吸器症候群)を経験しているので、壁画に描かれた内容はよく分かっているのであるが、街の目につく多くの場所には再確認を促すように案内が張り出されている。

スターフェリーに描かれていたのは、トイレでは蓋を閉めてから水を流しましょう、そして自宅の排水溝には定期的に水を流して乾燥を避けましょう、また漂白剤を利用して家を清潔に保ちましょう、という内容。

他によく見るものは手洗い方法や、手洗いの際は少なくとも20秒以上洗いましょう、といった内容のもの。香港全体で感染者を抑えるための頑張りはまだまだ続いていく。(提供/フライメディア)

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