武漢から日本へ、水運と航空の直航貨物輸送ルートが続々開通―中国メディア

人民網日本語版    2020年5月11日(月) 19時20分

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10トン近い貨物を積んだ奥凱航空の「BK3209」便が、10日午後に湖北省武漢市の武漢天河国際空港を飛び立ち、大阪の関西国際空港へ向かった。

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10トン近い貨物を積んだ奥凱航空の「BK3209」便が、10日午後に湖北省武漢市の武漢天河国際空港を飛び立ち、大阪の関西国際空港へ向かった。これにより武漢-大阪間の定期貨物輸送路線が正式に幕を開けたことになる。武漢から日本へのコンテナ直航航路も9日に開通し、定期航路として運営が始まった。中国新聞社が伝えた。

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天河空港から関空への定期航空路は奥凱航空が運航し、現在の使用機材はボーイング737-900、計画では毎週7便を運航する。同日積載された貨物には今必要とされるマスクなどの防疫物資のほか、越境ECの貨物、日用品及び高精度設備の部品も含まれていた。

天河-関空路線は湖北空港集団航空物流有限公司が武漢大道衆採科技有限公司と共同で、これまでに行われた国際貨物輸送チャーター便の臨時テスト運航を基礎として企画、開通した国際貨物輸送の定期チャーター便路線で、天河空港が4月8日に運航を再開してから初めて開通した国際定期貨物輸送路線でもある。今月下旬には武漢と東京を結ぶ定期貨物輸送路線も開通する予定だ。

9日午後5時30分、武漢市陽邏港の一期ふ頭で、防疫物資と工業製品を積んだコンテナ船「華航漢亜2号」が日本へ向けて出航した。これにより、武漢と日本を結ぶ長江経由の直航コンテナ航路が定期航路として運航を開始し、長江中流・下流域で初めての国際水上貨物輸送の直航航路になり、武漢と華中エリアにまた1つ新たな対外貿易ルートが開通した。

武漢-日本の直航コンテナ航路は週1便運航で、1往復するのに14日間かかり、「華航漢亜1号」と「華航漢亜2号」の2隻が運航する。ポイントとポイントを結ぶ直航方式を採用し、陽邏港を出発すると長江経由で海に出て日本の港に向かい、神戸、大阪、名古屋の3カ所の港に停泊する。

ここ数年、武漢市と日本の経済貿易交流が日に日に緊密化している。武漢にはホンダやメイコーなどの日系企業が進出し、黄陂エリアでは日中産業パーク建設も予定される。現在、武漢から日本への物流の輸送規模は年間2万TEU(20フィートコンテナ換算)に上り、急速に増加中だ。武漢から日本への水と空の直航貨物輸送ルートも相次いで開通し、今後の日中貿易の急速発展にプラスになり、日本と中国内陸部の直接の往来を促進することが期待される。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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