コロナで健康意識が向上、8割の人が朝食を重視するように―中国

人民網日本語版    2020年5月10日(日) 5時0分

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今回の新型コロナウイルス感染拡大で、多くの人が健康的な生活スタイルの重要性を意識するようになった。その重要な表れが朝食を重視するようになった点だ。

今回の新型コロナウイルス感染拡大で、多くの人が健康的な生活スタイルの重要性を意識するようになった。その重要な表れが朝食を重視するようになった点だ。多くのネットユーザーが、感染拡大前より、規則正しい朝食や栄養バランスを重視するようになったという。中国青年報が伝えた。

中国青年報社社会調査センターと問巻網(wenjuan.com)が2607人に対して行った合同調査結果によると、感染拡大期間に、86.7%の調査対象者がこれまでより朝食の栄養や健康に注意するようになり、現在毎日決まった時間に朝食を食べている調査対象者は55.8%だった。

■男性は女性より朝食を重視、「00後」の重視度が最低

北京のある私営企業に勤める張橙さん(仮名)は、「以前は朝食を食べる習慣がなかった。このところは感染防止のために自宅で過ごすようになり、家族から朝食を重視し、身体の抵抗力をつけるように強く言われた。今では目覚まし時計をかけ、毎朝決まった時間に起床し、8時には時間通りに朝食を食べている」と話す。

調査結果によると、調査対象者のうち「最近毎日決まった時間に朝食を食べている」人が55.8%、「毎日朝食を食べているが、時間は不規則」という人が33.6%、「朝食を食べることもあれば食べないこともある」人が8.8%、「ほぼ朝食を食べない」人が1.8%だった。また、86.7%の調査対象者が感染拡大前よりも朝食の栄養と健康を重視するようになっていた。

さらに分析したところ、男性(90.5%)は女性(83.8%)より朝食を重視していた。また、年齢が高いほど朝食を重視しており、朝食を重視している「60後(1960年代生まれ)」は91.3%に達したが、「00後(2000年代生まれ)」で朝食を重視している人の割合は73.4%と、最も低かった。

北京のある事業機関に勤める劉暢さんは、「感染拡大期間はテレワークをしていたので、遅刻する心配がなかった。最初のころはよく夜更かししていた」と正直に明かす。劉さんは、「起きた時にはもう朝食を食べないといけない時間を過ぎていることもあった。それから作り始めても仕事に影響するので、朝食は簡単に済ませるか、いっそのこともう食べない」という。

では、規則的に朝食を摂ることを妨げる要因は何だろうか?65.9%の調査対象者が「夜更かしで生活リズムが不規則になるから」とし、60.1%の調査対象者が「朝寝坊して、よく食べそびれてしまうから」だとした。

■65.4%が「栄養豊富で規則的な朝食で、毎日を元気に過ごせる」ことを意識

張橙さんは、「以前は全く朝食を重視していなかった。食べても食べなくてもいいという感じで、一食省けばダイエットになるとすら思っていた。実際には、朝食を食べないと体重がかえって増えていた。反対に、このところ規則的に朝食を食べるようになってからは、運動量がそれほど多くなくても明らかに痩せた。新陳代謝がよくなり、毎日清々しい気分だ」と話す。

栄養豊富で規則的な朝食には、どんなメリットがあるのだろうか?65.4%の調査対象者は「毎日を元気に過ごせる」と感じ、64.0%は「身体の抵抗力を増強できる」と回答した。その他のメリットには、「仕事や勉強の効率が上がる」(56.5%)、「楽しい気持ちでいられる」(56.1%)、「新陳代謝を刺激できる」(44.2%)などがあった。

劉暢さんは、しっかり朝食を食べるようになってから、生活態度にも変化があったという。「丁寧な暮らしをするようになった。洗練された生活は健康的で栄養豊富な朝食から始まる」と劉さんは話す。

感染拡大期間に朝食を重視するようになって良かった点について、72.3%の調査対象者が「健康的な食習慣が身に着いた」と回答。また、60.0%が「抵抗力がアップした」、48.0%が「栄養バランスを考えるようになった」、40.8%が「朝の時間をより活用するようになった」と回答した。

調査対象者の内訳では、家族と同居している人が86.5%を占め、1人暮らしは9.3%、ルームシェアが4.2%だった。男女比では、男性が42.6%、女性が57.4%。年齢別では、「00後」が10.2%、「90後(1990年代生まれ)」が36.3%、「80後(1980年代生まれ)」が39.2%、「70後(1970年代生まれ)」が10.9%、「60後」が3.1%となっている。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

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