中国の軍事的圧力に対抗するため沖縄での抑止力維持が不可欠=「有事には沖縄で対応」―石破自民党幹事長

Record China    2013年12月11日(水) 17時39分

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11日、石破茂自民党幹事長は記者会見し、沖縄の米普天間基地の移転問題に関連して、「中国の尖閣諸島地域における活動や防空識別圏設定などを勘案して、あの地域における抑止力は日本の平和と安全そして独立のために相当程度維持しておかなければならない」と言明した。

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2013年12月11日、石破茂自民党幹事長(元防衛庁長官)は日本記者クラブで記者会見し、沖縄の米普天間基地の移転問題に関連して、「中国の尖閣諸島地域における活動や防空識別圏設定などを勘案して、あの地域における抑止力は日本の平和と安全そして独立のために相当程度維持しておかなければならない」と言明。中国のさまざまな軍事的圧力に対抗するため普天間基地の沖縄県内移設による抑止力維持が不可欠との考えを示した。その上で、「平時には日本本土で展開する、しかし有事には沖縄で対応する。沖縄の負担軽減と抑止力維持の両方を考えなければならない」と強調した。

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石破幹事長の発言要旨は次の通り。

外国の軍隊には海兵隊があるが、何故日本にないのか。海のある国は海兵隊を持っている。小泉純一郎内閣で防衛庁長官を務めた時からずっと考えてきた。米国が守ってくれるからというのは説明にならない。特に島しょ防衛には海兵隊が必要である。領土防衛のほか、(1)海外での自国民の保護、(2)補給兵站(たん)を早く確保する―などの役割もある。

中国の尖閣諸島地域における活動や防空識別圏設定などを勘案して、あの地域における抑止力は日本の重要な領土である沖縄の平和と安全、日本国の平和と安全そして独立のために相当程度維持しておかなければならない。平時には日本本土で展開する、しかし有事には沖縄で対応する。沖縄の負担軽減と抑止力維持の両方を考えなければならない。(取材・編集/HY)

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