WHOやファイブアイズもホワイトハウスの発言を批判

CRI online    2020年5月6日(水) 17時40分

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世界保健機関(WHO)は4日、新型コロナウイルス感染症に関する定例記者会見を開き、「新型コロナウイルスは武漢のウイルス研究所に由来するもの」と主張する米国のトランプ大統領とポンペオ国務長官の発言を否定しました。 WHOの新興感染症対策部門でテクニカルチームを率いるマリア・ファン...

世界保健機関(WHO)は4日、新型コロナウイルス感染症に関する定例記者会見を開き、「新型コロナウイルスは武漢のウイルス研究所に由来するもの」と主張する米国トランプ大統領とポンペオ国務長官の発言を否定しました。

 WHOの新興感染症対策部門でテクニカルチームを率いるマリア・ファン・ケルクホーフェ氏は、「コロナウイルスは通常、コウモリの間で広がるものだ。現在までにおよそ1万5000の新型コロナウイルスの遺伝子配列が研究された結果、人為的な操作もしくは実験室で作られたものではないことが明らかになっている」と述べました。

 また、英語圏5カ国(米、英、豪、カナダ、ニュージーランド)の情報機関同盟「ファイブアイズ」も、「新型コロナウイルスの感染拡大が、実験室からのウイルス漏洩によるものである可能性は低い」と示しています。

 米CNNは4日、「ファイブアイズ」の西側外交官の見解を引用して、「(新型コロナウイルスは)自然発生し、人と動物との接触によって人への感染が発生した可能性が高い」と示しました。

 米国家情報長官室(ODNI)は4月30日、公式サイトで「情報界は、科学界の幅広い共通認識である『新型コロナウイルスは人工のものではなく、遺伝子を改造されたものでもない』という考えに同意している」との声明を発表しました。

 これについて米誌『ナショナルインタレスト(The National Interest)』は4日、公式サイト上に「トランプ政権は感染症情報を政治化している」と掲載しています。(提供/CRI

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