新型コロナの世界での感染は昨年末に始まっていた CNNが報道

CRI online    2020年5月6日(水) 15時50分

拡大

CNNは5日、「イギリスの研究者が世界中の患者7600人から新型コロナウイルスのサンプルを採取し遺伝子分析を行ったところ、このウイルスへの世界的規模の感染は昨年末ごろから始まっていたことが分かった。感染は急速に拡大した可能性が高い」と報じています。 ロンドン大学ユニバーシティ・...

CNNは5日、「イギリスの研究者が世界中の患者7600人から新型コロナウイルスのサンプルを採取し遺伝子分析を行ったところ、このウイルスへの世界的規模の感染は昨年末ごろから始まっていたことが分かった。感染は急速に拡大した可能性が高い」と報じています。

 ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)遺伝学研究所のフランソワ・バロー所長はCNNのインタビューに対し、「このウイルスは変異を行っているが、それは悪化とは限らない」と述べました。

 遺伝学雑誌『感染症の遺伝学と進化(Infection, Genetics and Evolution)』に掲載された、バロー所長が所属する研究チームの報告は「われわれの研究結果は予想と一致している。全ての新型コロナウイルスの変異を遡ると、2019年末の時点に共通の起源がある。この時期に人への感染が始まったことが証明された」と明らかにしました。これについてバロー所長は「このウイルスが人間を宿主にし始めたのは昨年末頃だという研究結果について、確信をもって言うことができる」と述べました。

 これらの話を踏まえて、CNNは「新型コロナウイルスは最初の報告よりも前から西側諸国で広がっていたことが証明できる」と報道しました。(提供/CRI

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