米ニュージャージー州ベルビル市の市長「昨年11月に新型コロナに感染していた」

CRI online    2020年5月6日(水) 13時30分

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米ニュージャージー州ベルビル市のマイケル・メルハム市長 米国ニュージャージー州ベルビル市のマイケル・メルハム市長がこのほど、自身が2019年11月に新型コロナウイルスに感染していたことを明かしました。検査の結果、メルハム市長が新型コロナウイルスの抗体を持っていることが分かっていま...

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米ニュージャージー州ベルビル市のマイケル・メルハム市長

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 米国ニュージャージー州ベルビル市のマイケル・メルハム市長がこのほど、自身が2019年11月に新型コロナウイルスに感染していたことを明かしました。検査の結果、メルハム市長が新型コロナウイルスの抗体を持っていることが分かっています。これまでの米メディアの報道では、米国内で最初の感染者が報告されたのは1月下旬とされていました。

 メルハム市長は「2019年11月にアトランティックシティの会議に出席した。11月21日に自宅に戻った後で体調を崩し、高熱、体の震え、寒気などの症状が出た。医師は特に検査をせずにインフルエンザと診断した」と述べています。

マイケル・メルハム市長のSNSアカウント

 新型コロナウイルス感染症がニュージャージー州で拡大した後で、メルハム市長は自身の抗体検査を医師に求め、その結果、すでに抗体を持っていたことが発覚しました。これについてメルハム市長は、「(去年11月の症状が)新型コロナウイルスによるものだったのではないかと疑いもしたが、米国内初の感染者の報告が今年1月であったので(検査を受けるまでは)諦めていた。過去にインフルエンザにかかったことはあるが、これほど重い症状が出たことはなかった」と述べた上で、「秋から冬にかけて多数発生したインフルエンザの重症患者が実は新型肺炎の患者であった可能性もある。私の周りでも大勢が昨年11月と12月に『インフルエンザ』の重い症状が出ていた」と明かしました。

米国駐在の崔天凱中国大使

 自身の抗体検査の結果を知ったメルハム市長は地元メディアを通じて、「より多くの人にウイルス検査を受けてほしい。完治した患者は、ほかの患者を救うために血漿の提供をしてほしい」と呼びかけました。

 メルハム市長に関する報道は多くの人々を驚かせました。今年1月下旬に確認された米国内初とされていた患者は、今回明らかになったメルハム市長の感染日より2カ月も遅いものだったのです。

 これについて米国駐在の崔天凱中国大使は「現段階になって、中国以外の場所におけるより早い時期の感染症例が見つかった。原因究明のため、専門家によるさらなる研究が必要だ。最初に感染者を報告した地域が、必ずしもウイルスの発生地点であるとは言えない。科学界では今回のウイルスの発生源について、自然界から生まれたものであり、どこかの実験室で生み出されたものではないとの見方がされている。武漢ウイルス研究所では1人の感染者も出ていなかった。しかし、事実と科学を信じず、身勝手に疑う者がいる。世界では、他にもっと早い症例があったことを事実が証明した。また、武漢の実験室は公開されているが、世界には謎に包まれた実験室が複数存在している。そういった場所こそ、すべて徹底的に調査されるべきではないか」と述べました。

 米国では一部の政治家がウイルスの発生源というレッテルを中国になすりつけようとしていますが、米国内ではそれに反する証拠が次々と見つかり、新型コロナウイルスの米国内での発見時期が米国政府の公式発表の内容よりもさらに前であったことが証明されています。

 米国政府は自国内での感染拡大について何も知らなかったのか、実際は何人が新型コロナウイルスに感染したのか、米国の感染症に関するデータは透明性のあるものなのか、米国には新型コロナウイルス感染症をインフルエンザと偽って隠蔽する意図があったのか、一連の疑問が米国内で注目を浴び、他国に責任をなすりつけようと慌てふためく米国政府の姿は、ますます荒唐無稽なものとなっています。(提供/CRI

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