韓国で「社会的距離の確保」終了へ=韓国ネット慎重姿勢「まだ終息していない」

Record China    2020年5月5日(火) 22時40分

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5日、韓国・聯合ニュースによると、同国政府が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために国民に要請してきた「社会的距離の確保」の期間が同日終了することを受けて、政府は成果を強調した。写真は韓国・ソウル。

2020年5月5日、韓国・聯合ニュースによると、同国政府が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために国民に要請してきた「社会的距離の確保」の期間が同日終了することを受けて、政府は成果を強調した。

政府の中央災難(災害)安全対策本部の金剛立(キム・ガンリプ)第1総括調整官(保健福祉部次官)は同日の定例記者会見で、3月22日から強化期間としてきた「社会的距離の確保」について、「国民が防疫当局と一緒に作り上げた成果」と評価し、「国民が趣旨を十分に理解し、積極的に協力してくれたことに感謝する」と述べた。

3月中旬に平均100人に達した同国の新規感染者数は、第1次強化期間(3月22日~4月5日)後に70人ほどに減り、2次強化期間(4月6~19日)には35人近くまで減少。さらに、この措置を緩和した4月20日からは平均9.1人となったという。

6日から新たに実施する「生活の中の距離確保(生活防疫)」について、金総括調整官は「日常生活や社会・経済活動を保障する一方、国民1人1人と社会が自ら防疫に責任を負い、防疫主体になるということだ」と述べ、引き続きの協力を求めた。

これに、韓国のネットユーザーからは、「国民が医療スタッフと共に成し遂げた結果だ」と喜びの声が上がっている。

一方、「政府が主導する『社会的距離の確保』は終了したということ。これを新型コロナ終息と捉える人がいないことを願う」「『生活の中の距離確保』を忘れてはならない」「これまで医療スタッフや政府関係者、国民みんなが苦労してきたけれど、もう少し注意を続けていく必要がありそうだ」「マスクはどんな場合でも着用しなければ」「マスクを着けずに歩いている人を見ると逃げたくなる。まだ終息したわけではないのに」「終息はしていないので、今後も注意しよう」などと、慎重なコメントも多く寄せられている。

そのほか、「これを機会に平常に戻っても適度な距離を保ったらいい。これまで人との距離が近すぎて疲れを感じていた」というコメントも見られる。(翻訳・編集/関)

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