中国液晶ディスプレイメーカーの生産ライン続々、韓国に揺さぶりかける―韓国メディア

Record China    2013年12月12日(木) 5時40分

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10日、韓国の液晶ディスプレイ製造メーカーが2013年第1から第3四半期にかけて生産した大型液晶ディスプレイの市場シェアが47.4%に達した。一方、フラットパネルテレビ市場における中国メーカーのシェアは28%に達した。写真は中国メーカーのテレビ。

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2013年12月9日、韓国・聯合ニュースによると、市場分析における大手調査・コンサルティング会社ディスプレイサーチは同日、韓国の液晶ディスプレイ(LCD)製造メーカーが2013年第1から第3四半期にかけて生産した9.1インチの大型液晶ディスプレイの市場シェアは47.4%に達し、2年連続で飛躍的な発展を遂げたと発表した。環球時報(電子版)が伝えた。

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そんな中、中国の大型液晶ディスプレイの売上高は54億6000万ドル(約5642億円)に達し、前年同期比19.8%増となった。韓国メーカーの売上高は261億2000万ドル(2兆6992億円)で、中国の5倍だったものの、前年比で21.4%減少した。

世界のテレビ市場の低迷を受け、今年は韓国、台湾、日本メーカーのいずれの液晶ディスプレイ事業も業績が芳しくなかった。これに対し、2013年第1−3四半期、フラットパネル(薄型)テレビ市場における中国メーカーのシェアは28%に達し、今や世界最大の市場へと成長している。

液晶ディスプレイ市場での中国メーカーの地位は、日増しに揺るぎないものになっているようだ。また、中国政府は2015年を目途に、ディスプレイの自給率を80%に引き上げ、関連企業を支援する方針を発表している。このことがプラスに働き、中国メーカーによる第8世代液晶ディスプレイの生産ラインは現在の2本から、2015年には6本まで増える見通しである。液晶パネル中国最大手・京東方科技集団は河北と重慶に月間生産能力枚数9万枚の第8世代液晶ディスプレイ生産ラインを敷設した。また、中国家電大手のTCL傘下の華星光電が深センに敷設した月間生産枚数13万枚の生産ラインは稼働を開始しており、更には月間生産枚数10万枚の生産ラインが建設中である。

一方、韓国のメーカーも生産ライン敷設のペースを上げている。韓国電機大手のサムスングループが蘇州に敷設した第8世代液晶ディスプレイ生産ラインは10月に稼働を開始した。また、家電メーカー大手LGエレクトロニクスの広州の生産ラインも2014年上半期には本格的に稼働する予定だ。(翻訳・編集/XC)

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