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危機に陥るアジアの旅行業界、中国人観光客は「救援」に来る?―香港英字紙

配信日時:2020年6月12日(金) 9時20分
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11日、中国紙・環球時報によると、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが「アジアの旅行業界が危機、中国人観光客は救援に来るか」との記事を掲載した。写真は韓国。

2020年6月11日、中国紙・環球時報によると、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが「アジアの旅行業界が危機、中国人観光客は救援に来るか」との記事を掲載した。

記事は、約3カ月間閉鎖していたインドネシアのボロブドゥール寺院遺跡とプランバナン寺院群が6月8日、観光客の見学を再開したと紹介。しかし、人気のある観光地でも今では国内の観光客を受け入れているだけで、海外からの観光客は新型コロナウイルスの影響で訪問できないと指摘した。また、受け入れ側でも感染拡大に対する警戒から多くの店が閉まったままだという。

記事は、アジア各地の政府が観光地の入場料割引や補助金などの政策によって観光業を後押ししようとしていると紹介。一方で、「アジアの旅行業界が最も待ち望んでいるのは中国人観光客の再来である」とし、「中国人観光客は帰ってくるのか?それはいつになるのか?」について論じた。

記事は、「中国国内旅行の状況からヒントを得ることができる」とし、この点から見た場合「状況は楽観的だ」とした。しかし、「国内旅行への信頼がいかにして海外旅行への願望に変わるかは判断が難しい」と指摘。「中国人も旅行についてはいまだに慎重な姿勢を崩しておらず、多くの人は週末に車で数時間のところで1泊する程度で、飛行機や鉄道での外出と比べると費用も少ない」とした。

記事は「中国人観光客にとってアフターコロナの旅行は、コストが考慮する要素の1つとなっている」と分析。「言うまでもなく新型コロナの抑え込み状況も欠かせない要素であり、衛生状況は重要な指標となっている」と指摘した。

その上で、「現在のところ、旅行制限とフライト数の少なさが中国人の海外旅行にとって大きな障害となっている」とする一方、「それでもアジアの観光地には楽観を保ち続ける理由がある」と紹介。ある専門家は、「中国の人口とパスポート保有率からすると、海外旅行需要は氷山の一角にすぎないことが分かる。制限が解除されれば、出国ニーズは大きくなる」と話しているという。

ただ記事は、「どの観光地がこうした需要の益にあずかるかは、その国と中国との関係にも左右される」とも指摘。「米国は大量の中国人を迎えることはないだろうが、カンボジアやミャンマーなど東南アジア諸国は期待を持てる」としている。

そして、「新型コロナはまだ終息していないが、最初に国際観光市場に戻ってくるのは中国人観光客だろう」と論じた。(翻訳・編集/山中)

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