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コロナ禍、韓国の旅行業界にも壊滅的打撃、253社が廃業、バス運転手には退職勧告

配信日時:2020年5月2日(土) 7時50分
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新型コロナウイルスの感染拡大は韓国の旅行業界にも壊滅的な打撃を与えている。韓国紙は旅行会社253社が廃業したほか、観光バスの運転手は会社から退職を勧告されたなどと伝えた。写真はソウル。

新型コロナウイルスの感染拡大は韓国の旅行業界にも壊滅的な打撃を与えている。ハンギョレ新聞はコロナ衝撃波を真っ先に受け、旅行会社253社が廃業したほか、観光ガイドは仕事がなくなってアルバイトを余儀なくされ、観光バスの運転手は会社から退職を勧告されたなどと伝えた。

同紙によると、大手旅行社だけを見ても旅行客は激減。ハナツアーの海外旅行商品の販売は昨年同期比で1月は49.7%、2月は84.8%、3月は99%も減った。モドゥツアーも1月は23.4%、2月は77%、3月は99.2%減少した。業界では4月と5月の予約減少率も99%と予想している。

廃業を宣言する旅行会社も急増。韓国旅行業協会の旅行情報センターが行政安全部の地方行政許認可データを基に推計した資料によると、国内で最初の感染者が確認された1月20日から4月23日までの間に廃業した国内・国外・一般旅行会社は253社に上る。政府が賃金の90%を支援したとしても、残りの10%や雇用保険などを負担する余力のない零細企業が相次いで廃業しているためだ。

どうにか営業を続けている会社も、さしたる違いはない。すべての旅行会社の従事者の約90%が既に休職状態だ。統計庁の資料によると、2019年末現在で国内登録されている旅行会社の従事者は、概算で10万人。9万人ほどが本来の仕事ができていないことになる。17人の従業員を抱えるベトナムとフィリピンのアウトバウンド旅行会社は、3月から社員が交代で休職し、4月に入ってからは全社員が休んでいる。

観光ガイドの場合も事情は同じ。その一人は4月初め、国外からの入国者が新型コロナの自主隔離期間中に滞在する忠清北道の施設でアルバイトの口をようやく得た。最後のガイドをしたのは2月15日。すでに2カ月以上が過ぎた。毎日重い防護服を着て、脱ぐたびに汗がどっと出ると言いつつも、「ガイドの大多数が仕事なしで休んでいるのに、私は本当に運がいいと思う」と気まずそうに話した。

外国人観光客を運ぶバス会社で働いていた50代の運転手の最近の日課は、求人・求職サイトへのアクセスだ。観光バスの運転手になったのは2013年だったが、3月中旬、仕事を勧告退職の形で失った。新型コロナの影響で観光客が途絶え、バスを運転することがなくなったからだ。

市内バスを運転し始めたのは20代後半。バス運転以外の仕事はなじみのない世界だ。当面は月168万ウォン(約14万7000円)の失業手当を受け取るとしても、不安は拭えないという。(編集/日向)

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