道端で涙を流しながらケーキを食べるデリバリー配達員、その訳は?―湖北省武漢市

人民網日本語版    
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中国である動画が多くの人を感動させている。動画に映っているのは湖北省武漢市でデリバリーの仕事をする男性。一人道端に座り、あふれ出る涙をぬぐいながらケーキを食べていた。

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中国である動画が多くの人を感動させている。動画に映っているのは湖北省武漢市でデリバリーの仕事をする男性。一人道端に座り、あふれ出る涙をぬぐいながらケーキを食べていた。人民日報ニュースアプリが伝えた。

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この日、ケーキショップで配達用の食品を受け取ったこの配達員は注文書の備考欄を目にすると、思わずその場に立ち尽くしてしまった。すぐにケーキショップに戻り店員に確認し、さらには店員から注文者に何度も確認してもらい、ようやくこの注文品の受取人が自分であることに納得したのだった。

その配達注文書の備考欄には、「このケーキは、配達員へのプレゼント用です。毎日ご苦労さま、身体にはくれぐれも気を付けてね!」と書かれてあった。

配達員の男性はいたく喜んだ。なぜなら折しもその日は、彼の誕生日だったからだ。

新型コロナウイルス感染予防・抑制期間中、配達の仕事は多忙を極めており、男性は自分の誕生日を祝うつもりもなかったが、まさか見知らぬ人からプレゼントを受け取ることになるとは夢にも思っていなかった。

これは彼に送られた「配達する必要のないデリバリー」だったのだ。男性は道端の石段に腰かけると、一口一口味わいながら食べ始めた。そして食べているうちに思わず涙があふれ出るのを止められなかった。

デリバリー配達プラットフォームの従業員は、「このところ、配達員のために食事を注文するケースが非常に増えている。注文者は受取人を配達員にして注文し、規則正しく食事を摂るべきだと配達員たちに注意を促すメッセージを残している」と話す。

ネットユーザーからは、「平凡な人生にも、常にスポットライトを浴びる時が来るものだ」といったコメントが寄せられている。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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